スレッド
一覧
新規
スレッド
ワード
検索
過去
ログ
ホームに
戻る
ザツダン
掲示板へ
記事観覧
> 記事修正フォーム
記事修正フォーム
題名
名前
コメント
その直球に、井浦は手を出してきた。 殆ど条件反射によってのけ反るような体勢で振り抜かれたバットは、がつっ、という鈍い音をたてながらボールを根元で捉えた。 工藤の球威ならば凡打はほぼ確実と言っていいだろう。しかし…… 「うおらあぁあぁああーーーっ!!!」 何たることか。井浦のとてつもない気合いと共に、ボールはレフト線の長打コースへと伸びていった。 「なっ……んだと!?」 大引はマスクを放り投げながら、レフト方向へ視線を向けた。 根元に当たったというのに、レフト線の長打コースへ飛ぶとは信じ難い光景だった。 しかし、その信じ難い光景から一瞬にして意識を切り離し、レフトを守っている大鞆に声をかける。 「大鞆ーーー!! 行ったぞーーー!!」 大鞆は飯田と充分渡り合えるだけの走力を振り絞り、懸命にボールを追った。 大鞆は懸命にグラブを伸ばし、なんとかグラブの先端で捕球した。 その直後だった。体勢を崩した大鞆は強烈な勢いで転倒。ボールがグラブから飛び出る。 「フェア!」 そして、こぼれ球に追いついた飯田がショートの御村に返球する。その後すぐに大鞆の元へ駆け寄った。 「大鞆! 大丈夫か!?」 大鞆は足首を押さえてうずくまり、その表情は苦痛に歪んでいた。 「た、タイム!!」 ベンチから清水と衣笠が猛ダッシュで駆け寄ってくる。 「どこを痛めた!?」 大鞆は、振り絞るような声で右足首を捻ったと答えた。 「よし大鞆、掴まれ」 衣笠が大鞆に肩を貸し、大鞆はベンチへ入って行った。 そして、ベンチに戻って清水は言い放った。 「神庭! 急だが行けるか?」 「待ってましたのー!!」 そして、凄い勢いで神庭がレフトへと走って行った。
0文字/1000文字
文字の色
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
イメージ
パワプロくん
矢部くん
猪狩守くん
猪狩進くん
阿畑さん
早川さん
友沢くん
橘さん
六道さん
久遠くん(11,13)
犬河くん(11)
猫神くん(11)
絵里さん(11)
六道さん(制服)
蛇島くん(13)
みこさん(14)
ボール(イラスト)
野球用具
球場1
球場2
球場・喜び
球場・整列
甲子園・外
バッティング
バント
スライディング
ピッチング
キャッチャー
守備
打つ瞬間
審判
応援団
学校
教室
携帯電話
スマートフォン
パソコン
飛行機
管理者用
[
イメージ参照
]
URL
パスワード
(修正不可能)
クッキー保存