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「すいません。少しタイムを」 励ましの言葉をかけようと大引が一旦タイムをかけてマウンドに駆け寄る。 「気にするな工藤。仮に打たれてもセンターには飯田、それに両翼には神庭と隆浩がいる。大抵の打球は取ってくれるさ」 そうは言っても、やはり井浦に三盗を決められたのは痛い。これでヒットが出れば1点は確実だ。しかし口には出さない。 「まず前進守備を敷き、坂本・大田・小林を連続で凡打に打ち取る。なに、心配はいらんさ。意地でもパスボールはしない。だからお前も全力で攻めて来い!」 「はい!」 ミットで工藤の胸をばしんと叩き、サークルに戻る。内野は前進。大引は迷ったが、勝負をかけるべく外野も若干前へ寄せた。 さあ、ここが正念場だぞ。心の中でエールを送りつつ大引はサインを出す。 再び豪快なワインドアップから坂本に対する第四球目を放った。この状況で大引が勝負球に選んだのは…… ――内角高め! 狙い通り坂本はバットを振ってきた。だが大引は、工藤が投げた時点で確信していた。この球は当たらない、と。 乾いたミットの音が響き渡り、坂本のバットは空を切った。当たるはずがない。なぜならこの球の速さは…… 162km/h 球場が歓声に包まれた。自己最速の160キロを2キロも上回る162キロ。 アウトコースを意識させ、いきなりインハイの、それも160キロオーバーの剛速球が決まれば、どんな名打者でも打つのは困難。 しかも今のコースはストライクゾーンギリギリのこれ以上ない球だった。
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