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多少コースにズレはあったものの、スラーブという球種は当たっていた。林原にとってはそれで十分だった。 快音が響き、ライト線への鋭い打球が放たれた。ライトの早瀬は流し打ち警戒のシフトをとっていたが、元ホームラン打者の林原の打球は速い。 ボール一個分届かず、林原の打球は最深部へと抜けていった。 「よっしゃあ!!」 林原は吠えながら一塁を回り、ライトがボールを捕球したことを確認してから二塁で止まった。 そして、二塁ベース上から貫禄のあるガッツポーズを決めた頃には、広島ファンは大歓声を上げ、巨人ファンたちもベテランの一発に拍手を送った。 「お前も、将来あのような選手になれよ」 不意に清水が隆浩に向かって言った。 「信頼も厚く、敵味方関係なく声援を送ってもらえる選手に……」 「監督……」 隆浩は、思ったことを正直に口に出した。 「監督はそんな選手じゃなかったんですか?」 「悪かったな!!」 打順はトップに戻って1番の飯田から。その初球だった。 「なっ!? セーフティーバント!?」 サードは意表を突かれ、ダッシュでボールを取りに行く。その隙を狙って林原が三塁へ猛ダッシュ。 足の遅い林原を刺して有利な状況にするか、飯田をアウトにするか。 迷った挙句に一塁へ送球するが、50mを5.6秒で駆け抜ける飯田の足が先にベースを踏んだ。 「速い……!」 投手の梶井は顔を曇らせた。ここでジャイアンツ監督の阿部がベンチを出た。投手交代である。 左のスリークォーターで、今季18セーブを挙げている中継ぎのエース・上路だ。 大胆なフォームから繰り出す多彩な球種が武器の投手である。 三塁には林原、一塁には球界一の韋駄天である飯田。 三塁の林原の足では飯田の盗塁を刺す際にホームに突っ込んでくることはないだろう。 飯田が盗塁をすれば刺しに行く。キャッチャーとの意思もまとまり、上路はセットへ入った。 バッターは2番・御村。上路は、アウトコース低めに直球を投げ込んだ。 「ストライク!」 キャッチャーの鈴村は二塁へ送球するべく立ち上がったが飯田は走っていない。
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