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7回裏となり再びカープの攻撃へと戻ったが,ルイスに本塁打を許し3−2となってしまった。 打順は4番の大引から。大引は今日,梶井からツーベースを放っている。しかし,今シーズンは多彩な球種を操る上地との相性がすこぶる悪かった。 対戦打率は1割9分5厘。特に厄介なのが,ストレートと全く同じフォームから繰り出される110キロ台のチェンジアップであった。 しかも,上地は140キロ台後半のノビのある直球も得意としているのだから尚更だ。 そして第一球目,いつもと同じフォームから投じられたのはシュートだった。大引の胸元に食い込むように曲がってきたシュートはボールの判定。 ――危ねぇ,振るとこだった。 頭の中でそう呟いた大引は,深呼吸をして再び打席へと戻った。 多彩な球種を利用し,不規則に上下左右のコースに球を散らしてくる上地のピッチングは的が絞れない。 最速149キロの直球,110キロ前半のチェンジアップ,130キロ前半のシュート,スライダーほか全6球種。 その引き出しの多さに大引は苦戦を強いられていた。 ヤマを張るか……? しかし,大引はその考えをすぐに破棄した。6分の1の確率となると流石にリスキー過ぎる。 そうこう考えているうちに,上地は第二球目を投げる構えに入った。 第二球目はアウトロー一杯にストレート。大引は全く手が出なかった。 第三球目はインコースにチェンジアップ。これは早く振りすぎてファール。 早くも1ボール2ストライクと追い込まれてしまった。しかし,この局面になっても大引はまだ球種を絞れずにいた。 これはもう来た球を打つしか……。 大引がそんな考えを巡らせた直後,不意に大引の脳裏にデジャヴに似た感覚が押し寄せた。 あれは確か2か月前の巨人戦。投手は同じく上地。 スライダー,ストレート,チェンジアップで追い込まれた大引は,ストレートを予想してバットを振った。しかし,そのとき投じられた球は……。 大引は意を決し,ある球種を絞り出した。そして,上地の投じた第4球目にすべての力をぶつけた。
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