Re: 高倉の日記スレ 名前:高倉 日時: 2017/05/21 00:26 修正1回 No. 81
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ちょっと思ったことをメモ的に書きます。同じようなことをカクヨムにも書くかも
【Web小説について】
ハーメルン様やピクシブ様のような二次創作できるサイトと、小説家になろう様のような一時創作オンリーのサイトを見ていてふと気付いたことがある。
それは、どうやら一次創作でも二次創作でも受けるネタはほぼ変わらないんだな、ということ。 それから、小難しい話は受けないな、ってこと。
Web小説というのは手軽に読むことができるし、いい暇つぶしになる。 万が一つまらなくても、ただプラウザの戻るボタンを押せばいいだけ。紙媒体のように、『金出して買ってやったのに一ミリも面白くなかった! 金返せ!!』みたいなことにはならない。
それはとても良いことのように思えるけれど、書き手側としてはそうでもない。 読み手側が少しでも面白くないと思ったり展開が気に入らない、要するにストレスを感じられたら何の悪気も後腐れも感じることなくプラウザバックされてしまうからだ。 それ故、多くの人に読んでもらいたいなら読者のことを最大限に尊重し、ストレスを感じさせないようにしなければならない。
であれば、どうやってストレスを減らすことができるのか。 結論を言ってしまうと、主人公が悪者にならないという状況を徹底させることだと思う。 流行のライトノベルを見ても分かるが、彼らはピンチになりこそすれ、決して悪者になることはない。
なぜなら、事件が発生するのは常に彼らの外であり、主人公はただそれに巻き込まれるだけであるからだ。 自分が原因で事件が発生したわけではないので、別に心は痛まない。悪いのは事件を巻き起こした他人であるからだ。 それどころか、主人公は事件解決により名声が得られるまである。
自らは一切傷つかず、降って沸いた事件を対処して名声を得る。 こういう話が好まれる辺り、現代日本の在り方というのが伺える。 最も、絵本に語り継がれているようなおとぎ話もこういう話が多いから、今に始まったことではないのかもしれないが。
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