Re: ロシア上空に隕石らしきものを観測!! 名前:Mr.カープマン 日時: 2012/12/21 16:24 No. 14
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1908年6月30日、とんでもないことがシベリアで起こった。直径100mほどの隕石が地球の大気圏に突入。シベリアのツングース上空で爆発したのである。成分が石(隕石)か鉄(隕鉄)かにもよるが、直径が120m以下だと、地球に衝突するまえに空中爆破する。大気との猛烈な摩擦熱で個体を維持できなくなるのだ。この時の爆発は、爆心地から巨大な火柱がそそり立ち、煙は上空20キロに達したという。まるで旧約聖書の呪われた町ソドムだ。また、爆心地から20キロ以内は炎に包まれ、全ての森林を焼きつくしたという。世界の終わりのような様相だ。たかだか直径100mの隕石だが、放出エネルギーはTNT火薬20メガトン、広島に投下された原子爆弾の1000倍にもなる。近代の歴史では最も大きな災害である。ただ、落下地点のツングースは無人地帯だったため、不幸に見舞われたのはシカぐらいだった。だが、これがもし都市で起こっていたら?結論からいくと、同じ隕石が東京上空で爆発した場合、関東平野が全滅する。都市に落ちたら100万人、人口密集地に落ちたら500万人が死亡するという。
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