個別記事閲覧 Re: 映画スレ 名前:邪宗院日時: 2013/06/23 10:21 No. 10
      
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ギャングの女も村人も、皆偽善者。
しかしそれは映画の中の人物だけではなく、観客である私たちにも当てはまる。
誰もが己の罪には無頓着で人の罪を責めることに快楽を見出し、誰の中にも傲慢さが存在する。
はっちさんの仰る通り、人の暗部を的確に描いた作品であるかと思います。
あえて善なる部分、救いとなり得る部分を描き入れることなく、ギャング女に裁きを実行させたあたり、本当にエグイなと。

宗教的テイストを前面に押し出すことも可能であったとは思いますが、特にそれは感じられませんでした。
舞台的な演出はさほど気にはなりませんでした。可もなく不可もなく。