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コメント	このような考え方を持つ人々を「有限主義者」と定義できるだろう。　……、これで分かったろう。俺の哲学の二つの柱である「多値理論」と「諸行無常」は、根本的な矛盾を生み出しているように見えるのだ、一見するとな。　けれども、別の考え方はどうやらあるようである。俺は、今までの俺の哲学的経験を踏まえて、感じていることがある。やはり、人間という生き物は、「無限と有限という二つの価値観の狭間で、絶えずもがき続ける」んだな、ということだ。森羅万象、諸行というのは、「無限的な力」があるとも言えるし、「有限の命」を持っているとも言える。その上で、俺はこれからも、俺がひらめいた公式　lim2a±2ｆ（x）の考え方を堅持していきたい。　……、宇宙の歴史そのものも、いつか終わりを迎える日が来るのやもしれない。俺はそう思えてならない。けれどもだ。そのような「有限的歴史」が続く限り、「命のバトン」を繋げていくことは可能であると思う。……、いや、まてよ。人間の事である。何らかの科学的大発明を成して、宇宙を延命させることに成功するかもしれない。そのように考えていくと、キリがない。太い丈夫なケーブルを延々と繋ぎ続けていくようなものだからだ。それが単なる「延命措置」であるか否かは、分からない。そのようなことをしても、どうにもならない問題が発生して、宇宙そのものが滅亡する日も、もしかしたら来るかもしれない。そのような堂々巡りな考え方はまさに、∞である。一方で、そのようなことをする人間の命には限りがある。その上で、次の時代の人間へと、歴史のバトンを受け渡すのだ。ところで、「不老不死」という言葉があるが、それが実現されるとしたら、それはそれで、人生をつまらなくするだろうね。アンチエイジングという医学も、ここ最近は、紙面をにぎわしているなぁ。　最後に。関数というものについての俺の考えを一つだけ。　関数という思考方法というものはキリがないぞ。けれども、それを考え付いた人類が滅ぶとしたら、その関数だって、存在し続けることは難しいけどな。もしかしたら、人類にとって未確認の存在である宇宙人によって発見されて、継承されるかもしれないけれども。　序章はこれで終わり。次回こそ、ポケモン。
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