Re: King nine プロ野球編 名前:魁斗 日時: 2013/10/06 11:55 No. 18
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「セーフセーフ!」
魁は小学生の時のように足を巧みに使い出し、盗塁を成功させた。 足はあまり速くないのに何故か盗塁は成功出来る。 魁には盗塁のセンスがあったのだ。
(ふぅーっ。よかった…)
(くそが…くそが…)
藤沢は何とか理性を抑えている。しかし、次何かあればもう爆発してしまいそうでロッテ首脳陣は怖くて仕方がない。
(今がチャンスだな…)
渡辺は魁にもう一度走らせるように命じた。しかし、走るだけではない。銀宮寺は打つ。エンドランだ。
藤沢は振りかぶり思いっきり腕を振る。魁は走り、銀宮寺はとにかくボールをバットに当てる気持ちでバットを振る。
バットの快音が響き、打球はライト前へ。魁は走っていたので余裕でセーフ。銀宮寺は一塁塁上で小さくガッツポーズ。
「おぉーっ、司っち、ナイスバッティング!」
王城にとっては大きな追加点。続く嵯峨峰だったが…
「おおーっ、嵯峨峰さんありがとー!」
2点追加となるツーランホームランを放つ。その後、キリシヨンにも本塁打が出、この回5得点となった。
ここで、藤沢は降板。グローブをベンチに投げ捨てベンチ裏に消えていった。
6番はライトの伊達鉄兵(ダテ テッペイ)。左投げ右打ちという珍しい選手。 これと言って凄い技がある訳でもないが平凡な選手。 だが、ここぞという時の力はすごいため6番を座っている。
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