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ロックされています  777の小説  名前: 777  日時: 2012/06/28 19:22    
      
次は諦めません。よろしくお願いします。
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ロックされています   Re: 777の小説  名前:777  日時: 2012/06/28 20:59 修正1回 No. 1    
       
第1話「桜の季節」
毅「勇人」
桜の樹の下で、本多勇人は名前を呼ばれた。振り返らなくても相手はわかっている。「勇人」と呼び捨てするのは一人しかない。横に並んだ永倉毅を見る。それには顔を少し上に向けなければならなかった。勇人が小さいのではない。毅は身長170センチでクラスでは1番だ。毅はそれよりも大きいのだ。背だけではない。肩の幅、腕の太さ、腰の周り黒い学生服がガッシリと張っていた。
毅「ええ天気だ」
二人の上に4月の空が広がっていた。青い、青すぎて緑がかかって見える。飛行機雲が東から西へ横切っていた。桜の花びらが1枚肩に落ちてきた。
勇人「毅」肩の花びらをパチンと弾く
毅「なんだ?」
勇人「帰ろう」
毅「野球部の練習見ていかないのか?」
勇人「もう十分見た」
並んで歩きながら毅はちらっとグラウンドを見た。
毅「お前なんですぐ野球部に入らなかったんだ」
入学式が終わってすぐ入部届は配られていた」これに入部希望クラブと本人、保護者のサインを書き入れて渡せばすぐに入れる。けれど、入学式の夜、毅は一瞬息が息詰った。
勇人「お前、入部届け出すの待てよ」
毅はなんでだと聞き返した。
勇人「なんでもいいだろ。とにかく明日出すなよ」
毅「じゃあいつ出すんだ。一週間までに渡さなきゃいけないんだぞ」
勇人「じゃあ1週間待て」
毅「待ってどうするんだよ」
勇人「自主トレ」
それだけで電話は切れた。
中学では野球部に入ると決めていた。いや、野球をするために中学に来た。少なくとも毅は、勇人とバッテリーを組んで野球することを目的にしていた。中学だけじゃない。その先もそうするつもりだった。将来の自分など影にも無かった。しかし勇人の球を受けることそれだけはキャッチャーの姿だけはたしかに見える。勇人の球はそれだけの魅力があった。
始めてその玉を見たのは去年の夏。少年野球大会の会場だった。毅がいた‘日向ミラクルズ‘は2回戦で負けた。
ミラクルズ監督「毅、次の試合のピッチャー見てみ。1回戦見た限りではちょっと半端じゃないぞ」
監督から声をかけられたかんべんしてくださいと言いたかっただろう炎天下で2試合戦ってもうくたくただ。


中途半端な終わり方ですいません。文字制限がもう少しで1000行くので終わります。
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ロックされています   Re: 777の小説  名前:777  日時: 2012/06/28 23:05  No. 2    
       
第2話「少年の頃」
それでも毅は監督の言葉に従ったのは野球がこれで最後だという思いがあったからだ。中学に入ったら勉強重視と母と約束していた。適当に楽しいクラブに入って適当に勉強すればいいそう思っていた。だが、めったに褒めない監督が半端じゃないと真顔で言った。ピッチャーを見るのも思い出になるかなと思った。
めまいがするような灼熱のグラウンド。そこで勇人の球に出会った。マウンドにいる勇人が同い年とは思わなかった。身体では自分のほうが大きい。バットがかすりもせず、ボールがキャッチャーのミットに収まる音がした。
ーあのボール受けてみたいー
打ち返すのではなく、キャッチャーとして受けてみたい心の底から思いがせり上がってくる。心臓が激しく鼓動する。初めてのことだった。
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ロックされています   Re: 777の小説  名前:777  日時: 2012/06/29 20:43  No. 3    
       
第3話「悩む」
今日は土曜日、明後日月曜日が入部届のタイムリミットだ。毅がいる4組でもほとんどの者が入部先を決めていた。‘日向ミラクルズ‘の仲間だった西沢や東谷も、とっくに野球部に入り、グラウンドを走っている。毅は焦っていた。
毅「勇人」
勇人は黙ったまま、手をポケットに突っ込んでいたこういうのに毅は慣れていたので腹も立たない。
毅「ちゃんと教えろ。なんでわざわざ1週間も待つんだ」
勇人「自主トレって言っただろ」
確かに放課後、二人でランニング、柔軟体操、キャッチボール。
毅「自主トレってもんはキャンプインに向けてするもんだ。早く入部届けを出せばグラウンドでできるんだぞ」
勇人「不安なんだよ」
毅「お前が・・・不安?うそじゃろう」
勇人「俺だって不安なときはあるんだよ」
毅「お前の実力だったら、不安もあるか。お前の言ってることがわかんねぇ」
(あ、やば、勇人怒ってる)
毅「勇人、怒ってるか?」
勇人「そりゃそうだ。アホな勘違いすんな」
毅「勘違い?」
勇人「俺が不安なのは自分のことじゃなくて、あちらさんだよ」
あちらさんというのは毅は野球のことだとわかった。わからないのはその先だ。毅は勇人に近づいた。
勇人「グラウンド、広く見えるだろ」
毅「あぁ、そうだが?」
勇人「俺もすぐ入部届けだそうとしたんだけどな。練習見てたら、やたらと広く見えて・・・」
毅「うん、つまり練習に不安ってことだな?」
勇人「わかったか」
毅はうなずいた。
勇人「ならいいけど、またいちいち説明させるなよ。」
毅「分かった。月曜日には入部届忘れんなよ」
勇人「わかってる」
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