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プロ野球　鯉の陣!  名前： 広さん  日時： 2012/07/01 20:01 修正1回           〜マツダスタジアム〜　広島対巨人 (実況)『さあ!いよいよクライマックスシリーズ最終戦も、早くも0対0で9回裏までやってきました!』 (解説)『しかし前田健太投手も連投に次ぐ連投で体力がもうほぼ残っていないでしょうね〜。』 〜マウンド〜 (前田健）『…さあどうする?　2死ランナー2塁。バッターは阿部。ここで長打が出たら間違いなくランナーはホームに帰り決勝点となるかもしれない・・・・・よし!ここはインローだ!内野ゴロに打ち取るぞ!』 ビシュッ!! (阿部）『もらった!』 カキィーン!! (前田健）『なにっ!?』 (実況)『これはいったーーーー!長き戦いにピリオドを打つ豪快な一発〜!』 (前田健）『そんな…』 (実況)『巨人日本一〜!阿部ガッツポーズ〜!』 (巨人ファン）ワアアアアアアア!! ・・・・・・・・・・・・・・ (前田健)『すいません監督・・・・』 (野村監督)『まあいい。来年はこの仮を返してやるぞ!まあみんなよく頑張った。健太!お前は気落ちせずに秋季キャンプで来年の課題を見つけろよ!以上!』 監督はその場を去った。 (栗原）『すまん健太…俺がもっと点を取っていれば…。』 (前田健)『いいんです栗原さん。打たれた僕が悪いんです…。』 トボトボ････ (栗原)『健太････』 自分は正直もうダメなのかと思った。しかし、ある出来事が自分を変えることとなる。 　月日が流れても黙々と練習を積み重ねる前田健。そんな彼の自主練習中、ある駄菓子屋のラジオからドラフト中継の声が聞こえてきた。ちょうどカープの指名順だった。 　第一選択希望選手　 　広島東洋 　大引健太(おおびきけんた) 　20歳 　捕手 　ミゾットスポーツ この選手が、前田健の性格及び能力が良くなるきっかけをつかむ選手だった。 〜２話へ続く〜

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Re: プロ野球　鯉の陣!  名前：広さん  日時: 2012/07/03 21:39  No. 6             〜5話後編〜 4番 キャッチャー 大引 背番号04 (石川)『俺がルーキーなんかに・・・うおおおおっ!』 ビシュッ! (大引)『どりゃあっ!』 グワキイイイイイイイン! (実況)『いった〜〜〜!173メートル弾だあああ!なんとルーキーが点を取ったああああ!』 (野村監督)『ふっふっふ・・・さすが大引よ。我が軍の4番にふさわしい・・・・。』 (廣瀬)『監督・・・まさに鬼ですね・・・』 こうして広島は後も大引の豪打と飯田の足、打撃陣の連打で着々と点を重ね・・・ ビシュウウッ ズババーン! ストライク!アウト! ゲームセット!! (実況)『決まったああ!広島完封勝利〜!』 こうして、広島の開幕戦は広島の完封勝利で終わった。 鯉の快進撃はまだまだ続く! 〜6話へ続く〜 この話は、パワプロ?さんの社会人野球編と一部つながっています。

Re: プロ野球　鯉の陣!  名前：広さん  日時: 2012/07/04 21:01  No. 7             〜第6話・試み〜 開幕戦から一夜明けた朝の練習で・・・ (飯田)『ククッ　今日もいい感じ・・・』 あいかわらず野球の楽しさに対し不気味に笑う飯田。今日のメニューは走塁中心のようだ。100ｍ測定が始まった。 (野村監督)『・・・13秒04!』 (天谷)『俺には及ばないがさすがだな、健太。やっぱ今年も俺が1番だな!』 (前田健)(くそ〜ナルシストめ〜・・・) (野村監督)『次!!飯田!』 (飯田)(・・・久しぶりだよ・・・100ｍ・・・) (ピストル)パアーン! (前田健)『お、行ったぞ』 (飯田)『僕はこっからだ!』 グン! え? グングングングングン!!!! (栗原)『な、何だ!?後半からし、信じられないくらい伸びてる!!』 (野村監督)『9秒99!!!』 (天谷)ガーーーーン (東出)『おい!お前オリンピックレベルじゃん!今頃陸上やってりゃロンドン行けてるぜ!参ったよ! (野村監督)『そうだな・・・カープは機動力重視の球団だからな。俺がお前を指名した理由の1つがその点だ。しかし、お前を選んだのはそれだけじゃない!!お前は陸上からやってきてすぐに猪狩コンツェルンで活躍していたらしいじゃないか。それはまぎれもなくお前が恵まれた野球センスを持っている証拠なんだ。』 (前田健)『センスか・・・練習でつかめそうだな・・・』 マエケンがセンスの習得を試みた!! やる気が2上がった センスのコツをつかんだ! 疲れがたまった 〜７話へ続く〜

Re: プロ野球　鯉の陣!  名前：広さん  日時: 2012/07/06 20:01  No. 8             〜第7話・マエケンの休日〜 マエケンこと前田健太は今、ゲームをしている・・・。 ピコピコ ズダーン バババババ テンテンテン・・・・・・・・ ・・・・・チャラリッタ〜 前田健『あ〜負けた〜・・・これ案外飽きてきたぞ。さてどうするか・・・』 〜「これ」とは今マエケンがハマっている 「桃太郎クエスト」のことである。桃太郎 とは昔のことと思いがちだが、これには ライフルやブロードソードなど近代的な 武器が出てくる。〜 前田健『あ!そういえばこのゲームは通信対戦が出来るんだった!早速大引さんとやってみよう!大引さん持ってるって言ってたし。』 プルルルル・・・・ ピッ! 大引『はい、大引です』 前田健『あぁ大引さん僕です。前田です』 大引『おぉ前田さん!』 前田健『・・・大引さん・・・さんはいいですさんは・・・』 大引『でも一応プロでは先輩だしぃ・・・』 前田健『年上なんだから目上語でいいです!』 大引『ああ分かった。ところでなんか用か?』 前田健『桃太郎クエストの対戦相手を探してて・・・』 大引『お〜それはいいな。丁度俺も飽きてたとこだ。挑戦受けるぜ!』 前田健『ありがとうございます!』 〜ゲーム画面〜 ピピピピ・・・ピピピピ・・・ 前田健『まだかな・・・』 ピローン 前田健『あっ来た!』 〜BGM〜 バトルスタート! 前田健『よし!レベル23のマエダで行くぜ!』 大引『よっしゃ!俺はこいつで・・・』 前田健『げぇっ!「オオビキ」レベル43!?』 〜１ターン　マエダの攻撃〜 切り付ける攻撃!オオビキに7のダメージ! 前田健『ええ!?たったの７!?』 オオビキの攻撃! バット 急所に当たった! 126のダメージ!マエダは倒れた! 前田健『強っ!というかバットなんかあったんだ・・・』 こうしてバトルは早くも終わり・・・ 前田健『さあ!風呂入ろっ。ん? あっ!ふ、風呂入れてなぁ〜い!』 マエケンの休日は終わった。いよいよ明日は巨人戦。がんばれマエケン。今年は仮を返すぞ! 〜8話へ続く〜

Re: プロ野球　鯉の陣!  名前：広さん  日時: 2012/07/09 16:52  No. 9             〜第8話・巨人戦〜 野村監督『今日はいよいよ巨人戦だ!気を引き締めて行け!』 選手達『はい!』 栗原『健太。巨人どもに俺達の力を見せてやろうぜ!』 前田健『はい!』 野村監督『あ、おい健太』 前田健『はい』 野村監督『今日お前先発な』 前田健『はいっ!』 てな訳でプレイボール! 1番　センター　飯田　背番号21 飯田(ピッチャーは・・・殺菜田?) プレイ! ツルッ ビシュッ 実況『危ない!!』 飯田『うおっと!』 バーーン ボール 飯田(あっぶねえ・・・) 殺菜田(危なかった・・・滑ったぜぇ・・』 ビシュッ! ギュルルルルッ 飯田『もらった!』 ガキイ! 飯田『なにっ!?』 ぱすっ アウト! 実況『飯田ピッチャーフライです!』 飯田(重たい・・・) 殺菜田(作戦通り・・・) 続く２、３番も倒れチェンジ。 野村監督『あんな投手がおったとは・・・』 前田健『行くぜ!』 1番　ショート　エルガー　背番号12 エルガー(初球様子見をしよウ) 前田健(この人助っ人?要注意だな・・・) ビシュッ エルガー『ひいっ!!』 グオオオオオオオオオオオオオッ!! エルガー『うわあああああア!!』 ズバアアアアアアン ストライ〜ク! 球速表示『159Kｍ/h』 原監督『速い・・・』 果たしてこの回3者連続で終われるのか。 〜9話へ続く〜

Re: プロ野球　鯉の陣!  名前：広さん  日時: 2012/07/10 21:30  No. 10             〜第9話・どうした栗原〜 グオオオオオオオッ!! ズバァーーン! ストラーイク!! エルガー（やはり噂通り力もキレもあル・・・) 前田健『行くぜ!』 ビシュウッ!! エルガー(真ん中高め!?ヤケクソボールダ!) 前田健(引っかかったな!!) スットーーーーン! エルガー『フォ、フォーク!?』 スットライ〜ク!!バッターアウト! その後も見事なピッチングで３者連続三振を記録! チェンジ! 4番　キャッチャー　大引　背番号04 殺菜田『4番だろうが三振だ!』 ビシュッ ククッ バシーン! ボール 大引(なかなかええ球投げるな・・・しかし･･･) ビシュッ!! 大引『マエケンの球と比べるまでもない!!!』 カキィ―――――――――――――ン!! !! 実況『ホームランだぁ!!相変わらずもの凄い飛距離です!!』 栗原『俺も続かないと・・・ルーキーに負けてるようじゃあ・・・』 ビシュッ!! 栗原『うっ!』 ガキィ! ファール! 前田健『栗原さんいつもより振りが鈍いな・・・』 ビシュッ!! 栗原『うおっ!!』 バキィ ファール!! 栗原(く、くそぉ・・・) ビシュッ!! ククッ! 栗原『あっ!』 バァ―ン! ストライク!!バッターアウト!! 前田健『く、栗原さん・・・』 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ゲームセット!! 野村監督『まぁ危なかったがよく勝ったぞ。明日は休養だから、思う存分休んでくれ。』 選手達『はい!!』 カープファン『おーい栗原!!お前どうしたんだよ!!全打席三振なんかお前らしくないぞ!!』 栗原『なぜ打てないんだ・・・』 前田健『栗原さんかなり落ち込んでるな・・・』 〜10話へ続く〜

Re: プロ野球　鯉の陣!  名前：広さん  日時: 2012/07/11 17:45  No. 11             〜第10話・栗原の気持ち〜 　球場近くの河原・・・ 前田健『ハァハァ・・・栗原さんこんなとこに・・・』 前田健『お――い!栗原さ―――ん!』 栗原『ん・・・?ああ健太か・・・』 前田健『どうしたんですか栗原さん・・・』 栗原『・・・健太・・・やっぱ俺はもう駄目かもしれないな・・・』 前田健『えっ!?』 栗原『大引は完全に4番定着。もう俺なんか用済みになっちまった・・・』 前田健『そんな!まだ栗原さんは!』 栗原『ダメなんだよ!!!』 !! 栗原『健太。プロって言うのはな、いずれルーキーに打順や守備を取られて2軍へ落ちる。そしていつか絶対にクビになるんだよ!!』 前田健『でもまだ栗原さんにはサードという守備が残っているじゃないですか・・・』 栗原『・・・今日2軍から工藤というサードが上がってきた。守備は確実性があってみんなに信頼されてるぐらいの名手なんだ。打撃も別に力が凄い訳じゃないが右に左に打ち分ける、広角打法の持ち主だ。もう今の世の中新人の世代なんだ・・・』 前田健『その結論は間違ってます!』 栗原『!!』 前田健『僕だってもうダメだと思った時もありました・・・でも気持ち次第で結果は変わるんです!』 栗原『・・・だが・・・俺にはもう強い気持ちは持てない・・・失うものは何もない・・・』 前田健『失うものは何もない・・・結構じゃないですか!』 !! 前田健『もうこれ以上悪くならないのなら、あがけるだけあがきましょう!!逆に今以上良くなりましょう!』 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 栗原『・・・・・そうか・・・分かったぞ!お前の言うとおりあがこうじゃないか!!ダメだったらその時はその時だ!!』 前田健『はい!!一緒にチームを日本一に 導きましょう!!』 栗原『おう!!健太!今日食いに行こうぜ!!』 前田健『はい!!絶対行きます!』 栗原『なぁ健太』 前田健『はい?』 栗原『今日お前のおごりな!』 前田健『ええ〜っ!!』 栗原を目覚めさせたマエケン。次はどんなことが待っているのか・・・ 〜11話へ続く〜

Re: プロ野球　鯉の陣!  名前：広さん  日時: 2012/07/18 13:50  No. 12             〜第11話・ツイニ私ガトウジョウデース！〜 ある夏の朝・・・ 前田健「さーて、球場へむかうぞ。なんか今日は肘が重いな・・・」 ？？？「チョットマツノデース！」 前田健「ん？何か用ですか？」 ダイジョーブ博士「私ノ名前ハ、ダイジョーブ博士デース。すぽーつ医学ノ名医ナノデ〜ス。」 前田健「は、はぁ・・・」 ダイジョーブ博士「アナタ前田投手デスネ？」 前田健「そうですけど・・・」 ダイジョーブ博士「チョウドヨカッタノデ〜ス。肘ガ壊レテハ投ゲレマセ〜ン。私ノ病院ヘキマセンカ？」 前田健「え？俺、名医の先生の治療が受けられるんですか？」 ダイジョーブ博士「ソノタメニヤッテキタノデ〜ス。ゼヒ治療シニキテクダサーイ。」 前田健(そのために来たって　さっき偶然会っただけじゃん。(^_^;)まあ、練習に行く前に見てもらってもいいかな・・・) 前田健「はい。じゃあお願いします」 ダイジョーブ博士「分カリマシタ。デハコチラヘドウゾ。病院へ案内シマース。」 〜〜〜〜30分後〜〜〜〜 ダイジョーブ博士「ココデ〜ス」 前田健（な、なんだここは・・・まるで病院じゃなくて研究室だな・・・」 ダイジョーブ博士「デハ、ココニ座ワッテクダサーイ」 前田健「は、はい」 ダイジョーブ博士「デハ、右手にコノ棒ヲ持ッテ、左手ニハコノましーんヲモッテクダサイ」 前田健(いったい何をするんだ・・・) ダイジョーブ博士「デハイキマース」 前田健「は、博士！その巨大なスイッチはもしや・・・うぎゃああああああああああッ！！」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ダイジョーブ博士「成功シタノデース。デハげどー君。適切ニ処置シテクダサーイ。」 ゲドー「ギョ――――」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 　　健太・・・　　健太！ 前田健「ハッ！」 栗原「どうしたんだ。こんな所で寝て。具合でも悪いのか？」 前田健「ダイジョーブです。栗原さん。」 栗原「うん。じゃあな。」 スタスタ・・・ 前田健「さて、今日の練習を・・・あれっ？肘が軽くなってる・・・まさかあの治療が・・・」 〜12話へ続く〜

Re: プロ野球　鯉の陣!  名前：広さん  日時: 2012/07/19 13:21  No. 13             〜第12話・広島の仕事人〜 〜対横浜戦〜 ピッチャーは三浦 ビシュッ バーーン アウトォ！ 実況「2番天谷アウト―！」 野村監督「むう・・・6回まで来て未だ0点か・・・。あ!(^^)!こういう時は・・・！」 タイム！ 野村監督「智徳！任せた！」 前田智「よっしぁあ！出番だぁ！」 実況「前田智徳です！ここで仕事人　前田智の登場だぁ！」 ファン「来たぁ――！伝説の代打　前田智徳！」 三浦(まあここはインロー責めでKOだろ) ビシュッ キ――ン！ 三浦「ええええええっ！？」 ガコ――ン 実況「フェンス直撃――――！2ベースヒットォォ！」 ファン「イエ――イ！前田智徳最高！」 ワアアアアアアアア！！ 4番　キャッチャー　大引　背番号04 説明しよう！4番大引はなぜか　2塁にランナーがいる場面での本塁打率が9割近くあるのである！ ビシュッ 三浦(ヤベッ！甘い所に入った！) グワキ――――――――――――――――――ン！ 実況「打った瞬間文句なし！レフト一歩も動かずぅ！さあ問題はどこまで飛ぶのか―――？ ググン！ 中段の観客が見上げる！」 ググ――ン 実況「上段の観客が見上げる！」 スコ―――ン！ 実況「な、なんと！マツダスタジアムのスコアボードのフラッグに直撃―――！ ポロッ・・・コロコロ・・・ヒュー――・・・コン！ その後場外へ―――！」 実況「187ｍ弾だあああ！」 前田智「すんげぇ力だな、大引。」 大引「ええ！しかも自己記録と全く同じ飛距離が出ました！」 実況「ついに試合が動きました―――！」 ビシュッ ズバ――ン バッターアウト！　チェンジ！ 野村監督「よし！マエケン！後頼む！」 前田健「はい！」 7回3者凡退 8回3者連続三振 9回2死無塁 ビシュッ！ バアアアアアア―――ン！ ストラックア――ウト！ ゲームセット！ 実況「決まったぁ――！前田健太、今日の試合162キロでしめました――！今日は前田2人の活躍で勝利―――！」 中盤戦は2対0で勝利した。明日から始まるオールスター投票はマエケンをどう評価するのか・・・ 〜13話へ続く〜

Re: プロ野球　鯉の陣!  名前：広さん  日時: 2012/07/19 13:45  No. 14             監督「お疲れ〜〜。はいギャラ。」 前田健「ありがとうございまー・・・あれ？なんかいつもよりギャラ少なくないっすか？」 前田智徳「おぉ〜〜！こんなもらっていいんですか？」 前田健「か〜ん〜と〜く〜・・・俺のギャラ一部智徳さんの分に足したでしょ・・・？」 天谷「ああっ！俺のギャラなんか減ってる！」 前田健「・・・・監督・・・智徳さんえこひいきしてますよねえ？」 監督「イイヤ。ソ、ソンナコトナイゾー・・・」 前田健「棒読み過ぎ！」 天谷「最低！」

Re: プロ野球　鯉の陣!  名前：広さん  日時: 2012/07/20 10:37  No. 15             〜第13話・金運のレフトフィールダー〜 今日は練習。なんでも　2軍から1人選手が 昇格してきたらしい。ポジションはレフト。 いったいどんなヤツなのだろうか・・・ 神庭「今日一軍へ上がった神庭浩【かんばひろ】 だす。レフトの腕を見込まれたってとこですのー。まあ皆さん頑張りましょうや」 野村監督「えー神庭は、三拍子そろったレフトの名手で、足と打と肩にかけては天下一品だそうだ。」 栗原「健太。なんかすごいヤツが来たな。」 前田健「そうですね。でも守備と打撃が得意なんですからかなりの戦力ですよ。」 栗原「そうだな。まあ頑張ろうぜ。」 コーチ「フリーバッティングするぞ――。」 神庭「よっしゃ。これで実力を見せてレギュラー入って活躍。そんで契約更改で年棒を貰うって感じですのー。」 ビシュッ 神庭「おらっ！」 キイン！ 栗原「おおっ！上手い流し打ち！」 キイン！ 前田健「うおおっ！次は鋭い引っ張り打ち！」 コンッ 天谷「おおおっ！今度はラインギリギリのセーフティーバント！」 栗原「というかフリーでバントするヤツ初めて見た・・・」 神庭「よっしゃあい！」 廣瀬「どうしようか・・・1万円が余ってしまった・・・」 神庭「キュピ――ン！」 スタタタタ キキ―――ッ！ 神庭「廣瀬さん。ここはフリーで勝負して、勝った方が1万もらうちうのはどうですかの―。」 廣瀬「おう　いいぜ。」 神庭「決ーまりっ！」 〜廣瀬の結果〜 ビシュッ キ――――ン 廣瀬「ライトオーバーか。」 神庭「いきますぜ！」 ビシュッ 神庭「金――――――！！」 バキイイイイ――――ン！ 廣瀬「ぬわ―――――っ！」 結果：場外ホームラン 神庭「ほんじゃ1万おねげーしますのー」 廣瀬「さすがだな！はい1万。」 神庭「よっしゃあ！1万じゃー！」 廣瀬「よし！今年は優勝するぞー！」 チーム員「お――――！」 神庭「うぃ―――！」 神庭という新しい仲間も増え、戦力アップした 広島カープ。この勢いで後半戦を首位で終える ことができるのか・・・ 神庭「待ってろ我が妹―――――っ！」 〜14話へ続く〜 ねこたさん　ありがとうございました！

Re: プロ野球　鯉の陣!  名前：広さん  日時: 2012/07/22 20:46  No. 16             〜第14話・どうなる今年のドラフト会議〜 今回はプロ野球ではなく、今年のドラフトの 目玉となるであろう候補生を紹介ｗｗｗ 〜西強大学　グラウンド〜 八木監督「・・・ということで、今年も全国制覇を目指すのじゃ」 チーム員「はい！」 滝本「よし！お前ら、まず走りこみだー！」 ドドドドドドド 滝本「次は素振りー！」 ブン！ブン！ブン！ブン 滝本「まだまだ行くぞ――！」 チーム員「オ――！」 その頃、投球練習をしていたピッチャーがいた。」 久方(滝本には負けない！) ギュルルルッ！ ズバ――ン！ 堺「ナイスボール！ええキレしとるで！」 ここは名門　西強大学。滝本、久方、堺。こんな所が有力だろう・・・ 影山「う〜ん。久方と滝本、堺はかなりいい動きをしてるじゃないか。今後に期待だな。」 八木監督「ワシから言わせてもらえば　最近滝本がいい成績を残してるな。あと久方もこの前完全試合を達成しておる。堺は安定性があっていいのう。」 影山「どれもウチに欲しい選手だ。さすがは名門ですね。」 八木監督「フォッフォッフォッ　それ程でもないわい」

Re: プロ野球　鯉の陣!  名前：広さん  日時: 2012/07/22 21:12  No. 17             そういえば 今パ・リーグで勢いのある球団は 福岡ソフトバンクホークスらしい（小説の話）

Re: プロ野球　鯉の陣!  名前：広さん  日時: 2012/07/26 10:30 修正1回 No. 18             第15話・優勝へ〜 順位表 １・広島　0・0 ２・巨人　10・5 ３・中日　11・0 ４・ヤクルト　2・5 ５・阪神　4・0 ６・横浜　4・5 広島東洋カープ、向かう所敵なし！！ 敗れた試合は大竹の失投で満塁本塁打 になった試合だけ！全勝ではないと言え このシーズン大貯金を得た。 前田健「今日勝てばマジック1が消えセ・リーグ優勝ですよ！」 栗原「ああ、いよいよだな」 廣瀬「気持ちよくしめようぜ！」 東出「今日勝って」 飯田「セ・リーグ制覇・・・」 丸「やってやるぞ――――――！！」 オ――――――――――！！ 野村監督「健太、優勝の日としてしめてくれ！」 前田健「ハイ！」 〜〜〜10分後〜〜〜 実況「広島対横浜、試合が始まります！カープの先発は、今セ・リーグの沢村賞候補、前田健太です！対するＤeＮＡの先発は三浦、以上のような両先発となっています。広島、今日勝って日本一となるか　まもなく試合開始です！」 1番飯田 三浦「久々だな、飯田・・・」 ビシュッ バシ――ン！！ ト――ライッ！！ 実況「151キロ！」 飯田（まあまあ早い・・・かな・・・） ビシュッ ススッ 三浦（打ちにきた・・・サードゴロだ） カキィ―――ン！！ 三浦「なっ！！」 ヒュ――――・・・コ――ン・・ 実況「ほ・・・・」 実況「ホームランだあああ！！」 栗原（飯田・・・技術と共に力もついたな・・・お前はプロ野球界屈指の1番打者だ） 2番東出 ガキン！！ 東出「か――　あと3キロ早かったら2ベースなのにー・・・」 アウト！ 3番廣瀬 野村監督「おい、廣瀬、ちょっとちょっと」 廣瀬「？？？」 ヒソヒソ・・・ 野村監督「わかったか？」 廣瀬「は、はい」 野村監督（廣瀬、お前の練習成果だと間違いなくいける。あとは気持ちだ） 三浦「！！な、なんだ？バットを極端に短く持った！？なんなんだおい・・・」 ビシュッ スコ――ン 三浦「へ？」 実況「ライト前ヒ―――ット！」 廣瀬「へえ〜　うまくいくもんだな(苦笑い」 野村監督（それでいい・・・なぜなら次の打者は・・・） 〜16話へ続く〜

Re: プロ野球　鯉の陣!  名前：広さん  日時: 2012/07/30 10:25  No. 19             〜第16話・ピンチ・前編〜 4番　キャッチャー　大引　背番号04 三浦（そろそろ本気出して行くか） ビシュッ バシ―――ン 大引（ボールだ・・・） スト――ライク！ 大引「え！？今の入ってたんですか？」 主審「ああ。インローにきわどく入った」 大引（へぇ・・・あれがストライクか・・・） ビシュッ 大引「もらった！！」 ギュルルルルルルルルッ！ 大引「なっ！カーブ？」 バシ―――――――ン！ ト――――――ライッ！ ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・ 大引（・・・三浦さんからもの凄い威圧感を 感じる・・・） ビシュッ 大引「うおっ・・・！」 キ――ン！ 実況「お――っと！本塁打王の名を欲しいがまま にしていたスラッガー大引。なんとショートフライ です！」 パシッ アウト！ 大引（重たい・・・） ここから激戦が始まった・・・ 〜中編へ続く〜

Re: プロ野球　鯉の陣!  名前：広さん  日時: 2012/08/17 15:38  No. 20             〜第16話・中編・歴史に残る激戦〜 横浜、三浦に対し1点を先取した広島東洋カープ。 しかし、三浦は本気ではなかった！なんと、セ・リーグの 本塁打王、大引をショートフライに仕留めた！ そして、カープに試練が襲いかかる！ 5番・栗原 栗原(大引でも打てなかった三浦の球とは一体・・・) ビシュッ！ 栗原(いける！) ガキィッ！ 栗原「うわっ！」 ファール 栗原(な、なんて重たいんだ・・・) 三浦(フフフ・・・まだ驚くには早いぞ・・・) ビシュッ！ 栗原(ボールだ・・・) ギュルルルルルルルルッ！ 栗原「なっ！」 ガキッ！ ファール！ 栗原「ふぅ〜・・・」 三浦(たいした奴だ。まさかあの球を当てるとは・・・しかし、この球で終わりだ！) ビシュッ！ ゴオオオオオオ！ 栗原(ストレートだ！今度こそ！) 栗原は、自分の力を信じ、本気の振りを見せた。だが！ ククッ！ ズバーン！ ストラーイク！バッターアウト！ ファン達「ああ〜・・・1塁残塁だ〜・・・」 野村監督「むぅ・・・」 コーチ「監督・・・」 野村監督「分かってる。アイツを出す・・・。」 実況「さぁ〜、今日の広島の先発、前田健太がマウンドに上がっていきます！」 バシィ――――ン！ 大引(健太・・・また速くなってる・・・。) 1番・ショート・秦漢腺・背番号09 前田健「し、しんかんせん？」 つーかコイツは誰なんだ！？

Re: プロ野球　鯉の陣!  名前：広さん  日時: 2012/08/18 15:14 修正1回 No. 21             1番・ショート・秦漢腺・背番号09 前田健「秦漢腺か・・・コイツ一体・・・？」 ビシュッ！ スッ 前田健「バント！」 コン・・・コロコロ・・・ パシッ 栗原「ファースト！」 しかし、栗原は腕を止めた。 スタン・・・ 栗原「なんだ・・・と・・」 なんと、送球直前にベースについていたのである。 この走力は、飯田並である。 飯田(・・・アイツ・・・もしかして・・・) その後の2，3番を抑え、2アウト1塁とした。 次のバッターは・・・・ 4番・ライト・谷崎・背番号・60 大引(・・・コイツから・・・何か感じる・・・) ビシュッ！ スコ―――――――――――――ン！！ 前田健「うっ・・・」 谷崎は、大引をコピーしたような選手だ 前田健は、この時、昨シーズンのクライマックスシリーズ を思い出した。阿部に打たれた2ランを・・・

Re: プロ野球　鯉の陣!  名前：広さん  日時: 2012/08/20 16:50  No. 22             ※極秘情報※ 秦漢腺＝飯田の陸上時代のライバル。２勝２敗１分 谷崎＝大引のビル解体仕事仲間。

Re: プロ野球　鯉の陣!  名前：広さん  日時: 2012/08/20 17:02  No. 23             〜第16話・後編・勝負を決める打席〜 2対1、ＤeＮＡの1点リードのままついに9回へ！ このままだと負けてしまう！ 1番・センター・飯田・背番号21 飯田(この試合・・・絶対勝つんだ・・・！) ビシュッ！ コ―――ン 実況「プッシュバーーント！」 パシッ 秦漢腺(走っていく！) ダダダダダダ！ 実況「な、なんと走って行った―！」 ダン！ 実況「アウトかセーフか！？」 セ―――――フ！ 実況「セーフだ―――！」 野村監督「よ〜し！行くぞ！」 広島東洋カープ、選手の交代をお知らせいたします。 バッター、変わりまして、神庭・背番号32 神庭「やっと出番じゃー！この場面で出してもらった監督に感謝―――！」 野村監督「さっさと行け。」 神庭「うぃ―――」

Re: プロ野球　鯉の陣!  名前：広さん  日時: 2012/08/22 12:22  No. 25             神庭(年棒アップするで〜) ビシュッ ギュ――――ン スカッ バシ―――ン ストラ――イク！ 神庭「速っ！」 野村監督「おーい。神庭〜！」 神庭「はい？」 野村監督「打ったら金やるぞ」 神庭「うほ――――――――――――――――い」 ビシュッ！ 神庭「金―――――――――！」 グワキィ――――――――――――ン！ 実況「行った―――――！意外性の男神庭、2ランホームラ――ン！」 神庭「いただきじゃ―――」 廣瀬(ま〜た打ちやがった・・・) 逆転しますた！

Re: プロ野球　鯉の陣!  名前：広さん  日時: 2012/08/27 17:17  No. 26             〜第17話番外編・ツイてない男〜 ベンチに座っている前田健は、昨日の出来事を 思い出していた。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 〜近くの公園〜 前田健「たまには公園ってのもいいなぁ」 ぽちゃん 「ぎゃ―――！財布がドブの中に―――！」 前田健「ん？帽子にでかでかと倉田って書いてある。」 こいつが、後に戦うことになる倉田態である。 倉田「今月の給料が・・・まあいいか。10分の3しか落としてないし・・・」 前田健(不運そうな男だ・・・) 倉田「今日はもう帰ろう・・・って自転車がねぇ―――！盗まれた―――っ！」 前田健(絶対不運だ――――) 前田健(あれ？倉田って名前ドラフトに出てたような・・・気のせいか・・・？) 倉田「家まで徒歩か・・・とほほ・・・あっ！ダジャレ出来た！」 前田健(ダジャレ作っちゃってるよ・・・ほ、他の所に行こう・・・)

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