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プロ野球　鯉の陣!  名前： 広さん  日時： 2012/07/01 20:01 修正1回           〜マツダスタジアム〜　広島対巨人 (実況)『さあ!いよいよクライマックスシリーズ最終戦も、早くも0対0で9回裏までやってきました!』 (解説)『しかし前田健太投手も連投に次ぐ連投で体力がもうほぼ残っていないでしょうね〜。』 〜マウンド〜 (前田健）『…さあどうする?　2死ランナー2塁。バッターは阿部。ここで長打が出たら間違いなくランナーはホームに帰り決勝点となるかもしれない・・・・・よし!ここはインローだ!内野ゴロに打ち取るぞ!』 ビシュッ!! (阿部）『もらった!』 カキィーン!! (前田健）『なにっ!?』 (実況)『これはいったーーーー!長き戦いにピリオドを打つ豪快な一発〜!』 (前田健）『そんな…』 (実況)『巨人日本一〜!阿部ガッツポーズ〜!』 (巨人ファン）ワアアアアアアア!! ・・・・・・・・・・・・・・ (前田健)『すいません監督・・・・』 (野村監督)『まあいい。来年はこの仮を返してやるぞ!まあみんなよく頑張った。健太!お前は気落ちせずに秋季キャンプで来年の課題を見つけろよ!以上!』 監督はその場を去った。 (栗原）『すまん健太…俺がもっと点を取っていれば…。』 (前田健)『いいんです栗原さん。打たれた僕が悪いんです…。』 トボトボ････ (栗原)『健太････』 自分は正直もうダメなのかと思った。しかし、ある出来事が自分を変えることとなる。 　月日が流れても黙々と練習を積み重ねる前田健。そんな彼の自主練習中、ある駄菓子屋のラジオからドラフト中継の声が聞こえてきた。ちょうどカープの指名順だった。 　第一選択希望選手　 　広島東洋 　大引健太(おおびきけんた) 　20歳 　捕手 　ミゾットスポーツ この選手が、前田健の性格及び能力が良くなるきっかけをつかむ選手だった。 〜２話へ続く〜

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Re: プロ野球　鯉の陣!  名前：広さん  日時: 2012/07/01 21:11  No. 1             プロ野球　鯉の陣 〜第２話〜「マエケンの改心」 (前田健)『へぇ〜。大引って人を指名したのかー』 〜３０分後〜 (記者会見) (大引)『ミゾットスポーツからやってきました大引健太20歳です!尊敬する栗原さんのいるカープに指名されて光栄です!』 (記者)『自分のアピールポイントは何ですか?』 (大引)『やっぱりパワーが一番のとりえです。』 (記者)『大体飛距離はいくらですか?』 (大引)『う〜ん・・・そうですねえ・・・高校の時は162ｍでしたけど社会人野球は・・・』 ザワザワ・・・ (記者)『お、大引選手・・・それは何かの間違いでは・・・?』 (大引)『いいえ、本当ですよ・・・あ!思いだした!確か社会人は187ｍでした。 ザワザワザワッ!! (コーチ)『か、監督・・・・』 (野村監督)『思ったよりもの凄い選手を指名したんだな・・・俺達・・・』 (大引)『ただ、足がどうにもこうにも遅くて100ｍ走は20秒なんです・・・』 (前田健)『遅っ!!』 (大引)『でも今年は努力の末100ｍ１７秒まで伸びました!』 (前田健）『!!』 この発言の瞬間、前田健はショックを受けた。 足の遅さを少しでも早くしようと努力していた大引の姿が浮かんだのだ。 (前田健)『こんなにも努力が報われる人がいるんだ・・・こんなところで落ち込んでたまるか!』 マエケンが改心したのだ。 そして前田健太は練習のたびに球速が上がっていった。その速球は、来年の試合で火を噴くこととなるのだ。 〜３話へ続く〜

Re: プロ野球　鯉の陣!  名前：広さん  日時: 2012/07/01 21:29 修正1回 No. 2             　３話は短編 〜マツダスタジアム〜　スピードガン (前田健)『行きまーす』 (石原)『いいよ〜』 ビシュッッ!! ギュルルルルルゥゥゥ!! ズババーン!! (コーチ)『154キロ!!』 (選手一同)『おお!!』 (栗原)『健太、速くなったなぁ。』 誰もが満足していたが、マエケンは満足な顔はしていなかった。なにせ彼の目標は160キロなのだから・・・・ マエケンの特訓はまだまだ続く。 4話へ続く

Re: プロ野球　鯉の陣!  名前：広さん  日時: 2012/07/01 21:36  No. 3             (広さん)『というか　160キロまであと6キロ足りないじゃんよぉ』 (前田健)『うるせー!まだこれからなんだよ!!黙って見とけ!』 (広さん)『すんません・・・・』 　改めて4話へ続く!!(感想スレの方もよろしく!

Re: プロ野球　鯉の陣!  名前：広さん  日時: 2012/07/02 18:23 修正1回 No. 4             〜第4話・マエケン復活〜 (実況)『さあ、いよいよペナントレースも開幕となりました。広島カープ先発はドラフト3位生の太田。ヤクルトスワローズ先発は石川。このようになっています。さあいよいよ試合開始です!』 (審判)『プレイボール!』 (太田)『ドラフト3位の実力を見せてやる!』 ・・・・・・・・・・ カキーン!! (太田)『え!?』 (実況)『福地2ベースヒットォォォ』 (太田)『くそ!』 ビシュウウッ! コンッ (太田)『バント!?』 ビシュッ バシイ アウトォ! (実況)『バントがファースト方向にうまく決まり早くも1アウト３塁です!』 (野村監督)『タイム!』 (実況)『ああっと!もうピッチャー交代です!やはり開幕戦初日に先発はまだ無理だったあ!』 ピッチャー太田に変わりまして 前田健　 背番号18 (実況)『前田です!前田健です!広島早くもエースを出します!』 (前田健)『キャンプの成果を見せる!』 ビシュウウウ! ギュオオーン! ズバアアアアン!! (実況)『こ、これは速い!!果たして今の球速は!?』 (実況)『ひゃ、156キロ!!昨年の本人とは大違いです!』 この１球から、鯉の伝説が始まった。 〜５話へ続く〜 (広さん)『あと４キロかぁ…２キロも上がってんじゃん。さすが俺の弟子!』 (前田健)『あんたの弟子になった覚えはない!』 じゃ、じゃあ５話へ続く!

Re: プロ野球　鯉の陣!  名前：広さん  日時: 2012/07/03 17:21  No. 5             〜第5話・攻めろ!打撃陣!〜 ギュルルルルッ! ズバーン! ストライク!バッターアウト!チェンジ! (実況)『こ、これが本当に前田投手なのでしょうか・・・この回ピシャリとヤクルトの3、4、5番を3球三振に取っています!』 (前田健)『おほぉ〜!　我ながらいいキレ!』 (野村監督)『おいマエケン!』 (前田健)『ま、マエケン?』 ・・・・・・初めて言われた・・・・ (野村監督)『今年のお前には期待してるぜ!今日9回まで投げるか?』 マエケンはもちろん・・・ (前田健)『はい!』 (実況)『さあ!広島1回の攻撃は猪狩コンツェルンから2位指名で広島へやってきた俊足の飯田です!』 (飯田)『これがプロの緊張ってヤツかい・・・いいネェ!腕が鳴るねぇ!』 ビシュッ コン (実況)『おおーっと!セーフティバントだあ!』 ダダダダダダダダ! !! (実況)『な、なんと　サードの捕球直前にファーストへ着いた〜!』 (飯田)『アレ?意外と楽に出れたけど?』 続く2番天谷は三振　3番廣瀬はサードライナーに倒れ、続くバッターは4番大引! 時間の影響でちょっと終わります 〜5話後編に続く!〜

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