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ロックされています  in ホークス  名前: ねこた  日時: 2012/07/17 23:56    
      
こんにちは。ホークス好きです。久しぶりな方もいるかと思います。

更新はゆるゆる不定期になると思います。

生暖かい目で見ていただければ幸いです。
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ロックされています   Re: in ホークス  名前:ねこた  日時: 2012/07/18 00:06  No. 1    
       
第一話 狭い視界


ある野球評論家の解説…

「藤崎さん、今年にホークス加入した小野明【おの あきら】選手についてどう思いますか?」

「わしは高卒ルーキーにしては良い選手だと思うぞ。」

「はい。確かに155kmを越えるストレートは驚異ですね。」

「ああ。しかし彼はそれが武器であり、欠点でもある。そうわしは思うわけだ。」

「それは…どうしてですか?高校ではまさに怪物と呼ばれるようですが…」

「確かにそれは認める。しかし彼は【ストレート以外投げない】という変なポリシーがあるようだぞ?」

「彼のような狭い視界しか見えないピッチャーが通用するほど、日本球会は甘くない。」

「そうですか…今日はお話ありがとうございました、藤崎さん。」
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ロックされています   Re: in ホークス  名前:ねこた  日時: 2012/07/18 17:07  No. 2    
       
第二話 指名(前編)

今俺はろくに聞きもしないラジオを引っ張り出す羽目になっている。

理由は当然、ドラフト会議の結果を知るためだ。

「おい、小野。ほんとにラジオ使ったことが無いのか?」

「そうだよ、お前は使えるのか?」

「当たり前だろ、小野みたいな原始人じゃないからな」

「誰が原始人だ」

「お、始まるみたいだぞ」

俺を原始人呼ばわりしているこいつは、赤城勝【あかぎ まさる】である。

高校三年間の野球人生を語るならば、キャッチャーとして俺を支えてくれたこいつが真っ先に思い浮かぶだろう。

野球の腕はまさに一流である。赤城の武器は観察眼、それと正確すぎる送球の二つだ。

その送球から【精密機械】と呼ばれていたりする。

「小野、口開いてるぞ」

「え、あ、どうした?」

「だからドラフトだろ。セ・リーグの一巡目は終わったぞ」

「今からパ・リーグだろ?」

「ああ。小野の大好きなホークスも今からだ」

【大好きな】を強調する赤城を若干ウザいと思ったが、聞き逃さないためにも黙っておこう。

そしてホークスの指名の番になった。

(福岡ソフトバンクホークス 一次指名、小野明 18歳、投手)
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ロックされています   Re: in ホークス  名前:ねこた  日時: 2012/07/18 18:16  No. 3    
       
第三話 指名(後編)

「今…呼ばれた?俺が?」

「お、小野!すげぇよ!一位指名だ!」

「ってことは…俺はこれでプロ野球選手になれたのか!」

「お、俺もすぐ呼ばれるんだからな!」

しかし赤城は二巡目で名前を呼ばれることは無かった。

「二位は無理か…」

「大丈夫、赤城ならきっと呼ばれるはずだ」

「そうだよな…うん、まだ始まったばかりだよな!」

しかし三巡目も名前を呼ばれない。

「やっぱり小野はすげぇよ…」

「何だよ、バッテリー組んでホークスで活躍するって言ってただろ?」

そして赤城がそれに応えようとする、その瞬間。今まで雑音にしか聞こえなかったラジオの音がはっきりと耳に届いた。

(福岡ソフトバンクホークス 四次指名 赤城勝 18歳 キャッチャー)

「赤城…お前も呼ばれたな」

「わかってるぜ、小野。俺たちはバッテリーだろ?」

そう、俺たちは最高のコンビだ。それには自信がある。

「「これからホークスで大暴れしてやろうぜ」」

ホークスに旋風が巻き起こすバッテリーの誕生だった。
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ロックされています   Re: in ホークス  名前:ねこた  日時: 2012/07/18 23:02  No. 4    
       
第四話 祝福

俺たちがホークスの選手になることになった日。

それはとても大切なスタートだと思う。

だから、一生忘れない日にしたい。

結論…とにかくパーティーがしたい!

というわけで。

「小野ー。部屋の飾り付け終わったか?」

「ああ、ほとんど終わった。そっちは?」

「おう!赤城フルコースの準備もできたぞ!」

「無駄に家庭的なところが役に立ったな」

赤城は料理が上手いため、よく野球部で差し入れをつくっていた。

「野球部のやつらも呼んだし…」

そう言いかけたところで、俺のケータイが震える。

「電話…誰からだろうか」

そこには【哀川雪姫】と表示されていた。
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ロックされています   Re: in ホークス  名前:ねこた  日時: 2012/07/18 23:08  No. 5    
       
ちょっとキャラ設定入れますー。

哀川雪姫【あいかわ ゆき】

小野の近所に住む幼なじみ。
小学校のときから小野とは知り合いで、草野球をしていた。
小野とは対照的な変化球投手。
どちらかというと凛とした雰囲気を持つ女性。
小野とは同い年。
野球が大好きである。
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ロックされています   Re: in ホークス  名前:ねこた  日時: 2012/07/18 23:43  No. 6    
       
第五話 祝福(2)

ケータイに表示されていた名前は幼なじみの名前だった。

出たほうがいいよな?

「もしもし、小野です」

「ああ、雪姫だ」

「何か久しぶりだな」

「まあ久しく会っていないからな。近所なのに」

「あ、あー…そうだな」

「それと、プロ入りおめでとう。夢が叶った気持ちはどうだ?」

「いや、まだ。俺の夢は活躍することだから」

「ふふっ、早く叶うのを願うよ。テレビも見ておく。邪魔したな」

そして、電話が切れた。

あいつとはたくさんの思い出がある。そう、野球もあいつと一緒に始めたっけ。

「おい、小野。来たみたいだぜ」

そして野球部のメンバーが入ってくる。

隠してるつもりだろうが、【プロ入りおめでとう】って見えてるから。


そして朝まで俺たちは騒ぎまくったのだった。
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ロックされています   Re: in ホークス  名前:ねこた  日時: 2012/07/19 22:28  No. 7    
       
第六話 プロ入り

俺たちは記者会見を済ませたあと、早速ヤフードームに練習を見に行くことにした。

「小野、さっきは緊張したよな。フラッシュで目がチカチカしたぜ」

「そうか?」

「というかお前が【新人王獲ります】って言ったことがビックリだよ」

そしてユニフォームに着替え、早速ヤフードームの芝を踏む。

俺の背番号は47。赤城のは56だ。

「おい小野!芝すげぇぞ!フッカフカだぞ!」

「わかったから転がり回るのはやめてくれ。」

そしてフリーバッティングをしている選手がいることに気付き、近づいて見ることに。

「あれは…確か大内選手だよな」

「小野、あの守備が上手いショートのことか?」

「そうだよ。顔もかっこいいよな」

整った顔立ちの大内選手は、モデルとして雑誌の表紙にいても違和感がないと思う。

「しかし結構飛ぶよな…」

小気味いい快音を響かせながら、フェンス間近まで飛ばしている。

さすが去年20本ホームランを打っただけある。

するとこっちに気づいたらしく、前髪をかきあげながら大内選手が近づいてくる。

「へぇ…君たちが話題のルーキー君かい」

「はい。よろしくお願いします。大内選手。」
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ロックされています   Re: in ホークス  名前:ねこた  日時: 2012/07/19 22:44  No. 8    
       
第七話 和やかな雰囲気

「ところで僕のフリーバッティングは見てたのかい?」

「はい。よく飛びますね。」

「まあ、僕だからね」

しかしちらりとフリーバッティングを見ると…

ペーニャ選手が打席に入っていた。

「うわぁ…小野…見ろよ」

ボールが爆発するのでは、というくらいの音を響かせてバックスクリーンに消えていく。

すると大内選手は少し焦ったのか、

「ぼ…僕の武器は守備力なんだからなっ!見ておきなよ!」

ムキにならなくていいです。

しかし大内選手の守備は華麗、というほかになかった。

「どうだい、君たち。僕の華麗な守備は?」

「ああ…はい。上手かったです。」

「だろう?じゃあ僕は練習に戻るよ。何かあったら遠慮なく聞いておくれ。」

こうして大内選手と別れた。

そして監督への挨拶に向かう。

「「こんにちは!秋山監督!」」

「おお、君たちか。話は聞いているよ。バッテリーなんだろ?」

「はい。僕が投手で、赤城が捕手です。」

「確かに仲が良さそうだな。」

「はい。これからよろしくお願いします!」

「ああ。ホークスの救世主になってくれ。期待してるぞ。」

「「はい!」」

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