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ロックされています  白色の光沢  名前: 投手  日時: 2013/11/04 03:30    
      
みなさんお久しぶりです。
今度は最後までやり遂げたいです。
感想や指摘等はスレッド建てるのでそちらにお願いします。
ちなみに選手やチームを投稿していただけるのもうれしいです。








貴宮 祐斗(たかみや ひろと)、ストレートは最速127キロ、これだけ聞いて強豪校のエースを連想するだろうか?。
しない、間違いなく貴宮はしない。だが本人はなっている。
確かに、貴宮の所属する白玲学園(はくれいがくえん)は投手力が非常に手薄だ。だが、三年生には140キロ前後のストレートを投げる投手もいる。
なぜその中、一年生の貴宮がエースになっているのか? 理由ははっきり言って簡単なことだ、オンリーワンの武器がある。それだけだ。
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ロックされています   Re: 白色の光沢  名前:投手  日時: 2013/11/06 02:14 修正2回 No. 1    
       
〜〜〜「一話 技巧派ですよね?」〜〜〜

現在は五月、四月にあった春季大会は背番号14でベンチ入りしていた貴宮 祐斗、県の大会でベスト16まで進出したが、準々決勝の掛かった試合では8対4と完敗。
その試合でチームから投手としての信頼を削ってしまった三年生の馬渕 雅俊(まぶち まさとし)はエースナンバーを剥奪された。
そして現在は最有力の候補に一年生の祐斗の名前が挙がっている。

祐斗はランナーなしだが、セットポジションから投球動作が開始する。それは今日の練習試合でも同じだ。
4回表の守り、祐斗はここまで3回と三分の二を無失点に抑えている。
ランナーはいない、ゆっくりと足を上げることが出来る。ランナーがいないため、ゆったりと進んだオーバースローの投球動作からはカーブが投じられた。
右投げの祐斗のカーブは右打席に立つ打者にとっては遠くへ離れていく感覚がする。
祐斗のカーブは他の者の投げるカーブと比べると縦の変化が多い、決め球としても扱えるこのカーブは変化量が多く、空振りを取るタイプの球だ。
また、このカーブは変化量の微調整が難しく、軽く抜くほど無駄に変化が大きくなり大きくキレを失うなど、微調整は困難だ。
そのため、祐斗はカーブの微調整はしないことにしている。このカーブは制球が安定している。それを変に壊すのは嫌なのだ。
今投げたカーブも。外角低めへの軌道を描き、打者の態勢を崩しサードゴロの凡打とした。
カウントはツーストライクワンボールだった。ツーストライクからのカーブは使える。証拠に今日は祐斗が15球前後ストライクゾーンに投げ込んでいるカーブが外野まで飛んでいない。
ダッシュでボールへ突っ込んだサードの沢渡 誠(さわたり まこと)が緩い打球をしっかりと処理し、一塁へ好送球をした。
これでこのイニングもアウトを三つ積み上げた祐斗だった。
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ロックされています   Re: 白色の光沢  名前:投手  日時: 2013/11/10 04:24  No. 2    
       
「貴宮、この回は13球、100まであと38球だぞ」
三塁側ベンチへ小走りで戻る最中、三年生捕手の波崎 悠斗(はさき ゆうと)さんに話しかけられた。
「そうですか、じゃあ良くてあと3回ですね」
そう呟き、ブルペンを見た。そこには軽く肩を作り始めた馬渕さんがいた。
馬渕さんはこの前の試合で4ホーマー浴びている。簡単に立ち直れるとは思えない。
馬渕さんのキャッチボールの様子を見て、俺は一目で今日の馬渕さんは調子が悪いと理解した。いつもブルペンからでも漂っていた気迫が全くないことからだ。
溜息をつくと、今度はスコアボードに目を移した。
相手チームの別府青山の得点は1回から4回まで綺麗に0が並んでる。一方、白玲学園は1回と3回に1点ずつ奪っていた。
俺の投球内容は4イニングで被安打2、奪三振3、四死球1と完璧なものだった。この投球内容には思わず口元が緩んでいることはしかっり理解している。
スコアボードを見たままだった俺ははベンチの前で何かに躓いた。そして派手に転ぶ。
顎から落ちた。すると舌が鉄のような味がした。
直後「舌切った!」と連呼した俺をを笑う部員達、しかしその部員達を遥かに超える大爆笑をしている者がいる。監督の河上 裕之(かわかみ ひろゆき)だ。
24歳の非常に若い監督で、部員達も馴染みやすい監督だ。部員達には「ヒロくん」と呼ばれるほど馴染みやすい。ちなみに俺もそう呼んでいる。
だがその通称ヒロくんも何年か前には騒がれた投手で、今でも140台中盤をビシビシ投げれる。
全盛期のMAXは149から147くらいだった気がする。
……………ハエェ……。
なんて羨ましいんだ。俺なんか120台だぞ? 監督が140出してどうするんだよ。俺に10キロ球速よこせよ!。まあそれは置いとこう。
「笑うのは構いませんけど、俺引っかけた誰?」
刹那、全員の指がバラバラの人を指していた。すごいコンビネーションだと正直ビビった。
まあ犯人なんてどうでもいいや。この回、打順回ってくるよな。よ〜し、ここは一本かましてやりますか!。
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ロックされています   Re: 白色の光沢  名前:投手  日時: 2013/11/16 22:03  No. 3    
       
俺はヘルメットを大雑把に被り、バットを片手に小走りで打席に向かった。
右打席に立つと穴の開いた部分に足を置く、相手の投手は常時130キロ以上は出ている。
「チッ!」
思わず舌打ちしてしまったらしい、捕手の人が若干引いていた。
初球はビビった。くそ速かった。スコアボードに速球表示が出ていたのが138キロ、末恐ろしい……140キロ目前じゃねえか。でも、ストレートなら打てる。
第二球、初球と同じでワインドアップから投球された。
またストレート、フルスイングで迎え撃った。快音を響かせ、打球はライナー性の当たりでレフト線を抜いていった。
全力疾走で出来るだけ先の塁を目指した。一塁を回ったときはまだレフトが打球に追いついていなかった。二塁ベース付近でもまだだったため二塁ベースを回ったが、三塁を目指した。
が、結果はレフトの強肩によって三塁の手前で見事に刺殺された。
直後、自陣のベンチから野次が飛ぶ。俺は目をギュッと瞑ってベンチまで歩いた。
「いや〜あのレフト凄いっすね!」
刹那、蹴りが俺の腹部をかすめる。同級生の笠谷 信輝(かさや のぶき)による一撃だったことは一瞬で理解した。
「信輝ィィィ! 殺すぞぉ!」
俺は信輝にヘルメットを投げつけて、それを避けた信輝にラリアットを決めた。
「痛っ! テメエ! 死ね!」

この騒動は数分続いた後、ヒロくんの背負い投げで俺と信輝をKOさせることにより終了した。
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