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ロックされています  下克上!!~高校野球編2~  名前: ウッチー  日時: 2013/08/27 08:11 修正1回   
      
あのリョウらが高校野球を騒がせて8年…
そして、新しい主人公の物語が始まる!!
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ロックされています   Re: 下克上!!~高校野球編2~57話 対松商 2  名前:ウッチー  日時: 2014/01/17 23:09  No. 57    
       
ベンチ

西南「私のデータによりますと、窪前投手は…ストレート系を含む7球種を使い…打者を惑わすタイプです」

西南のデータ量は相変わらずすごい。

窪前が持っている球種
ストレート、ツーシーム
Hシュート、スクリュー
ドロップ、Vスライダー
オリジナル

一球種は、謎に包まれているが西南は知っている…
登場するまで秘密です。

〜〜〜〜〜〜

赤橋(窪前さんは、何を投じてくるんだろう?)

西南の話を聞く前にでてきているため、どんなピッチャーか知らない赤橋。

矢崎(よ〜〜し!窪前さん!ほんじゃ、小手調べとしてツーシームや)

コクッ

窪前は、首を縦に振り…投球に移った。
捕手の矢崎が野手にサインを送っていた。

シュッ

クッ

パァァァァーーーン

審判「ストライーーク!」

赤橋は、初球のツーシームを見逃した。一旦、バッターボックスから出て3回バットを振り…戻った。

矢崎(なんや?コイツ、打つ気満々やないか…なら…外させて貰うわ…落る球なら何でもええで!)

窪前は、矢崎のサインにため息をついたが…無駄の無いフォームから繰り出されるピッチングは凄いモノだった。

シュッ

赤橋(多分…ある程度の投手が持っているスライダーかな?)

赤橋は窪前が持ってもいないスライダーに絞っていた。
その頃、城山は


城山「しまっ!赤橋の奴に、窪前の所有する球種言ってねぇ」

ドンッ

矢野「え!?」

ネクストバッターボックスに向かうための準備をしていた矢野が、ヘルメットを落とした。

〜〜〜〜

ストンッ

ブンッ

赤橋(落ちる方か!!)

赤橋は、十分に落ちる球がVスライダーだと把握できた。

審判「ストライーーク!ツーーー!」

赤橋は追い込まれた…出来るだけ、粘りたいと思っていたが…

ズバァァァァーーーン

審判「ストライーーク!バッターアウッ!」

3球目のスクリューを空振り三振してしまった。
ベンチに戻った赤橋は…

赤橋「えぇぇぇ!!速く言ってくださいよ球種の事!!監督!」

帰ってきて直ぐ知らされた赤橋だった。
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ロックされています   Re: 下克上!!~高校野球編2~58話 対松商 3  名前:ウッチー  日時: 2014/01/19 15:23 修正1回 No. 58    
       
次のバッターは、祀。
前の試合(帝京第五戦)で初ホームランを記録している。
さて、この打席はどうなのか?

祀(ふぅ〜!よし…ネクストバッターボックスで感じた違和感を確かめるか)

祀は、窪前の投球を待っていた…果たして、その違和感とは!?


矢崎(よ〜〜し!初球はドロップや!)

コクッ

窪前は、首を縦に振り…投球に移った

シュッ

ググググググググッ

パシィィィーーン

審判「ストライーーク!」

祀は初球を見逃した。
次のHシュートも見逃し…2ストライクノーボールと追い込まれた。

祀(あと、ストレートだけだ…)

矢崎(コイツ…多分、ストレートを待ってるな。なら、Vスライダーだ!!)

シュッ

ギュィィィィィーーン

矢崎(よし!空振りぃ〜や!)

スッ

カァァァーーン

打球は、左中間へ飛んでいった。

窪前「なっ!!!」

ドンッ

森福「フェンスダイレクト!!!」

ダッタタタタ…

福森「ツーベースヒット!!」

多彩な変化球を持つ窪前の球をツーベースヒットにして、3番の矢野に繋いだ。

祀(やっぱり…窪前さんは、全球種ともに投球フォームが違う…)

祀はその後、タイムを取り矢野にその事を伝えた。

〜〜〜〜〜

福森「大洲学園打線!初回!打順1巡の猛攻で一挙7点!!」

バラついた投球フォームが仇となり…1回で7失点と大乱調となってしまった窪前。
そんな、窪前の前に捕手の矢崎が近づいてきた。

矢崎「済まん!ワイのせいで」

矢崎は自分のリードに非があると思い、謝った。

窪前「いや、矢崎のせいじゃない。多分、俺の投球フォームのばらつきが暴露たんだろう…」

窪前は、自分の欠点を把握していた。

窪前「よし、これからあの変化球のみしかなげない」

矢崎「なんやってぇぇぇ!!あの球はごっつい体力が必要やてゆーとったやんか!」

窪前「あぁ…そうだ!お前ら打線に信頼があるから!俺はこれから打たせねぇ!」

矢崎「わかった!窪前さんにワイは従うで!」

窪前がいうあの変化球とは!?
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ロックされています   Re: 下克上!!~高校野球編2~59話 対松商 4  名前:ウッチー  日時: 2014/01/19 15:35 修正2回 No. 59    
       
次のバッターは、3番の矢野

矢崎「あんたらには済まんが…こっから完全に抑えさせて貰うわ」

矢野「窪前は完全に攻略してる!コールド勝ちさせてもらうぜ?」

矢野と大洲学園ナインは忘れていた…
窪前にはもう一つ球種がある事を

窪前(ふぅ…これを連投したら…スタミナがフルでも3、4回しかもたないからな…)

ザッ…

シュッ

ギュィィィーーン

矢野(これって、ただのストレートじゃあ…)

チギィィ

矢野(なっ!?球がかなり重ぇ)

パシッ

審判「アウト!!」

球は2M程しか上がらずキャッチャーミットに吸い込まれていった。

窪前「変色竜(カメレオン)…色々な変化球に変化する変化球だ!」

矢野(この球…打てるのか?)

〜〜〜〜〜〜〜
回は進んだが、8回の時点で.…
1点差で勝っている状態だが、大洲学園は1回の猛攻からその後全く安打を打ててない大洲学園(0安打)

ベンチ

城山「よし!!点差を開くぞ!」

ナイン「おぉぉぉぉ!!」

と意気込んだナインだっが、この回は三者凡退…

マウンドには須賀眞が立っていた…
豪打の松商打線にさらに須賀眞が捕まってしまい。
ワンアウト、満塁の逆転されるピンチを背負ってしまった。

シュッ

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ロックされています   Re: 下克上!!~高校野球編2~60話 敗戦間際  名前:ウッチー  日時: 2014/02/12 00:01 修正1回 No. 60    
       
ここで、得点を許すと…あの1回の猛攻から元気のない大洲学園の打線では、厳しいものがある。打席に立っていたのは…3番の矢崎だった。

矢崎(あんさん…疲れて球の質落ちてるで!ワイでも…)

矢崎は、無駄な力を抜き…やや力をいれてバットを振り抜いた。

カァァァァーーーン

福森「打ったぁぁ!!これは、どうか?これは、大きい!!は、入ったぁ!!松商、ついに8回で逆転に成功!!!!7-10!!!」

打球はグングンと伸び、レフトスタンドヘ消えていった。

須賀眞(やっちまった…逆転を許してしまった…)

須賀眞の目からはもう悔し涙が流れ始めていた。

矢野(須賀眞……)

矢野は監督に須賀眞の現状を話した…
その後、リリーフを篠山にスイッチした。

篠山の低めに集めるピッチングで四球で二人を出すもその後は0でピシャリと抑えた。

9回の表
大洲学園…最後の攻撃

城山「この回で追いつかないと!そこで、ゲームセットだ!!お前らならできる!暴れて来い!!」

と、監督の城山から激励を受けたナイン。
その後、ベンチ前で…

福森「ここで、大洲学園ナイン!円陣を組みました!」

ザッ

矢野「この回は、2番の祀からだ!」
祀「はいっ!!必ず、キャプテンに繋げます」
大隈「んで!俺がお前らを返し!同点だ!!」

矢野、祀、大隈のやる気がかなり上がった。

松商の投手は2番手の3年 夏河 鷹之(なつが たかゆき)。
こちらは、右のMAX154km/hでドラフト注目が集まる即戦力の選手。
夏河は、6回からマウンドに上がっており…全部全力投球だが全く疲れを見せないどころか息切れもしていない。そのため、夏河の平均ストレート速度が152km/hと高めでも有名な選手。
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ロックされています   Re: 下克上!!~高校野球編2~61話 敗戦…  名前:ウッチー  日時: 2014/02/15 21:39  No. 61    
       
福森「さあ!笑っても泣いても、最終回!!大洲学園の攻撃は2番 左翼手で1年の巡!!!」

祀はゆっくりと…バッターボックスの方へと歩いた。

祀「宜しくお願いします…」

グッ

祀は、普段通りにバットを短く持ち…ミートする構えをとったが…夏河のストレートに…

ズバァァァァーーーン

審判「ストライィィィーーク!バッターアウッ」

150km越えのストレートに押されてしまい…三球三振に喫してしまった。

祀「すいません…繋げれないで」

と、祀はいい…

矢野「後は、俺らに任せろ!!」

矢野も意気込んでバッターボックスに向かったが…
あえなくセカンドフライに終わってしまう…
松商側スタンドからは…

「あと一人!!あと一人!!」
「もう、大洲学園なんて怖くないぞ!!」

などの声が聞こえてくる…
その声の中…ゆっくりとバッターボックスに向かう…

大隈(まだ、終わっちゃいねぇ…あとアウト一つだけ残ってる!!)

大隈の目には、まだ闘志がみなぎっていた…

ザ…

夏河(なんだ、アイツ…まだ、目が死んでないな。こりゃ…最後に仕留めがいがあるヤツが来たな)

夏河は大隈の目を見て…微笑んだ…
普段なら最終回3点差もあり、なおかつ2アウトというほぼ絶望的な境地では、多くのラストバッターの目は殆ど死んだ状態の人を選手を幾多も打ち取って来た夏河には嬉しかった。

夏河(よし!!そんな、ヤツには…俺のフルをぶつけてやる!!)

夏河は、今まで投げてきたフォームではなく…別のホームで投げ込んできた。

矢野「おい!あいつ!!さっきとフォームが!!」
祀「本当だ!!」

矢野と祀は驚いていた。
情報通の西南も…

西南「そんな…私のデータにもそんなフォームはありません」

西南ですら、知らない事があった…

シュッ

大隈「おりゃあぁぁぁぁぁ!!!」

カキィィ

大隈は思いっきり振り抜いたが…打球はフラフラとピッチャーの上へと飛んで行き…

パシィ

審判「ゲーーーム!セッ!!!」

審判の試合終了を告げる言葉が球場に響いた。
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ロックされています   Re: 下克上!!~高校野球編2~62話 オリンピック  名前:ウッチー  日時: 2014/04/01 23:56 修正3回 No. 62    
       
廊下

祀「え!?あれ買ったんですか!」

矢野「おぅ!予約していたからな!」

祀は、大会以降…一気に仲良くなった3年の矢野と話していた。何故か、矢野と大隈は引退後も練習に参加している

ダッダダッ

大隈「お〜〜い!祀!秋蘭!」

大隈が、慌ててこちらへと走ってきた

矢野「兵賀、どうした?」

矢野と大隈は、したで呼び合うほど仲が良い

大隈「監督が呼んでるぞ!職員室にこいだと」

矢野・祀「なんだろう?こんな、時期に」

職員室

大隈・矢野・祀
「えぇぇ〜〜〜!!俺たちが日本代表最終選考にのこったてぇぇ!!?」

50人の最終選考に残った、大隈、矢野と祀。

城山「あぁ、俺もビックリだ!今のところ…残ってヤツはこいつらだ」

投手(18名)
北大路 裕司、真田 一寿、内田 凛、窪前 晴樹
間中 俊久、絹谷 栄輔、鈴木 正也、松前 優
山崎 七緒、福島 和斗、栗須 達郎、前山 波留
後藤 一馬、佐藤 和史、犬飼 匡、宮根 隼人
本間 逸朗、瀬戸 雄大

野手(32名)
内田 椋、川井 隆浩、藤宮 透、樋口 颯人
大隈 兵賀、矢野 秋蘭、巡 祀、森田 一起
本田 逸馬、柴田 隆亮、岬 並和、佐藤 秋也
大村 蓮之助、長谷川 幸太、伊藤 魁、伊藤 達也
宮部 辰馬、飯田 海翔、椋 達太郎、金丸 舵治
鈴木 誠也、濱口 勇夢、岡村 銀二、津崎 常成
ミゲル アレックス、菅 秀、丸 誠、佐久間 秀人
絹崎 頑斗、内海 和彦、杉谷 孝男、佐藤 晴也


城山「この中の内田兄妹、川井、飯田、北大路、藤宮、樋口、真田、森田、長谷川、伊藤兄弟、佐藤兄弟、大村は絶対当選は確実だろう…残る選手も名を全国に連ねるヤツらばかりだ!頑張れよ!あと、お前ら今すぐ…グラウンドへ行け!荷物を持ってだ!いいな!」
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ロックされています   Re: 下克上!!~高校野球編2~63話 オリンピック2  名前:ウッチー  日時: 2014/04/03 20:00 修正1回 No. 63    
       
祀「なんで、グラウンドに行けって監督行ったんだろう?」

と、祀と大隈、矢野はグラウンドの中央に立っていた

大隈「監督の考えだ。何かあるんだろぉ?」

矢野「多分な…あ、監督がこっちに来たよ」

城山はゆっくりと祀たちが立っている場所へと歩いて来た

城山「よし、集まったな!あと、少しもすれば迎えがくる」

祀「迎え?」

祀は、城山がいった「あと、少しもすれば迎えがくる」の言葉が引っかかった

矢野「あと、残りの部員はどこですか?」

そう、もう部活の時間だが誰もいないことに矢野は気づいていた

城山「残りのヤツは、室内で練習している!お前らは、さっきもいったが…日本代表最終選考に選ばれたといったろ?選考会に行くためにあるヤツを呼んだんだ」

ブロロロ〜

そこへと、車が入ってきた

城山「おっと、来たな!」

車は、祀らの目の前で停車した

ガチャ

内田「集まってね!」

車からでて来たのは内田だった

祀「なんで!内田さんが!?ここに!」

内田「いや、城山監督がいったんじゃないのかな?あるヤツを呼んだとか」

祀らは、あっという顔をした

城山「こいつらを2ヶ月近く宜しく頼むぞ!ビシバシ鍛えてやってくれよ!」

城山は、もう選考は通ると確信しており…内田に鍛えてやってくれといった

内田「なにいってるんですか?監督もですよ!監督は、日本代表の総合コーチに選ばれてますけど?」

内田の発言に城山もビックリした

城山「はぁ!?俺が日本代表の総合コーチ?その間どうするんだよ!この大洲学園の監督は!」

??「それなら、オレッにまかけておけ!」

そこへとやって来たは

城山「獅子!?」

内田「獅子さんがいってるですから!お言葉に甘えましょうよ!」

獅子「おう!大丈夫だ!2ヶ月間オレッが部員を鍛えてやるよ!」

城山は、獅子に大洲学園のことを任し車に乗車した…
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ロックされています   Re: 下克上!!~高校野球編2~64話 オリンピック3  名前:ウッチー  日時: 2014/04/03 23:59  No. 64    
       
車内

大洲から高速に乗り…現在、松山を走行中

祀「そういえば、内田さんって…車とかにお金をかけないんですか?」

おもむろに、祀は内田に車とかにお金をかけないのかときいた

内田「うん?あまり、僕は…車とかにはお金をかけないタイプだね…この車も5年前に150万で新車で買って….以来、変えてないね」

チラッ

大隈(後部座席には、野球道具がかなり積んである)

大隈、矢野、祀の後ろにはかなりの量の野球道具が乗っていた(バット12本、グローブ4つ、スパイク2足、ボール30個、ユニホーム4着)

矢野「内田さん!大洲学園に内田さん達がいた頃の話を聞かせてください!」

矢野は、黄金期であった内田たちの時代の話を今度、内田にあった時にきこうと思っていた

内田「僕らの時代?別にいいけど、ある程度は城山監督に聞いてると思うけど?」

矢野「それでも、いいんで!聞かせてください」

内田「知ってるかもしれないけど、僕は高校から野球を始めたんだ。僕らの時代は、一番廃れていて…僕らが入部したての時は1年〜3年までで12人しかいなかったんだ!」

と、1年の入部時のことを話し始めた内田。

内田「6月ぐらいにカズがSFフォークを完成させて、その後の期末で獅子さんが学校を退学にされてね。2週間ぐらい…みんな、練習に力が入らなかったんだ」

次に話したのは、1年生の頃の6月頃の事だ

内田「夏の予選は、3回戦で当時王者だった。済美と当たったんだ」

済美戦は、過去編スタート

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ロックされています   Re: 下克上!!~高校野球編2~65話 過去編~済美戦~  名前:ウッチー  日時: 2014/04/06 00:04 修正1回 No. 65    
       
福森「さあ!愛媛予選第3回戦第4試合!王者済美対最弱大洲学園の試合です!大洲学園、王者相手にどんなプレーをみせるのか!?」

僕らが1年の頃はまだ、最弱の汚名を返上できずにいたんだ…その前の試合、野村と八工(八幡浜工業)との試合はマグレだの偶然だのという人が多かった

城山「今のお前ら、済美に勝てるはずだ!全力でぶち当たってこい!!」

ナイン「はいっ!!」

スターティングオーダー
大洲学園
1番 中 4 道國 .475 2本 3打点
2番 二 8 田中 .314 0本 0打点
3番 左 7 内田 .314 1本 6打点
4番 捕 2 樋口 .684 5本 8打点
5番 投 9 真田 .521 2本 4打点
6番 三 5 榎 .642 0本 2打点
7番 遊 6 神山 .374 0本 0打点
8番 一 11原田 .215 0本 0打点
9番 右 3 柳田 .000 0本 0打点
済美
1番 中 8 矢代 .589 4本 12打点
2番 右18能見 .375 0本 5打点
3番 捕 2 栗山 .467 3本 8打点
4番 投 1 北大路 1.00 6本 18打点
5番 三 3 篠山 .654 1本 1打点
6番 一13狭谷 .000 0本 0打点
7番 二 4 織田 .456 2本 5打点
8番 遊 6 鴫山 .510 1本 6打点
9番 左 7 世良 .300 0本 0打点

審判「整列!!」

ザッ

審判「ただいまより、済美高校対大洲学園の試合を執り行う!両チーム共に礼!」

両ナイン「宜しくお願いしますッ」

ウゥ〜〜〜〜〜

僕らは、ベンチに戻り…済美のデータを見たんだ

内田「おいおい…済美って怪物しかいないの?」
カズ「1試合で55得点ってかなりグレェぞ」

審判「プレイボーーーールッ」

アナウンス「1回のオモテ!大洲学園の攻撃は、1番 中堅手 2年 道國君 背番号4」
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ロックされています   Re: 下克上!!~高校野球編2~66話 過去編~済美戦~2  名前:ウッチー  日時: 2014/04/09 22:42 修正3回 No. 66    
       
道國(155kmを超えるストレートをどうやって…攻略するかが…この済美戦のキーだな)

福森「北大路、1投目から大きく振りかぶって…投げた!!」

ビシュッ
ギュィィィィーーーン

ズバァァーーーン
ブンッ

道國は、明らかに振り遅れていた…

道國(バッターボックスからみると…かなり速いな)

観客席では…

「おい!あれをみろ!」
「1…160km/h!?160km/hって!日ハムの大谷や元済美の安樂じゃあるまいし!」

グラウンドに戻る

道國(おいおい…160kmって、高校1年が放る球かよ…うちのピッチャーですら140前半だっていうのに)

当時のカズと芳野のMAXが
カズが144km/h、芳野が142km/h

ザ…
ビシュッ

道國(おい…球がこっちに…)

ズバァァーーーン
ドテッ

道國は、160km/hのインハイへのストレートに仰け反ってしまった…

道國(おいおい…あんなコースに投げられたら…)

高校生バッターからするとインハイは怖く、仰け反るものもいるが…ピッチャーもかなりの勇気がいる…さらにましてや160km/hとなるとピッチャーも怖いが高校生バッターからすると未知の領域である

その後、道國と田中は空振りの三振に倒れた

アナウンス「3番 左翼手 1年 内田君!背番号7」

内田「宜しくお願いします」

福森「さあ!2回戦まで7番を打っていた、内田!本日は3番です!」

ビシュッ
ギュイィィィィィーーン
ズバァーーーン

審判「ストライィーク」

福森「インローに決まったぁ!流石にこれは手がでないか!」

内田(確か…160km/hのストレートがミットに収まるまで0.11秒だったな…)

ビシュッ
ギュイィィィーーーン
チギィ

ガシャァーーン

北大路「!」

福森「内田!160km/hを2球目から当ててきました!」

大洲学園ベンチ

道國「160km/hをバットに当てた!?」
城山「あ、しかし…前に飛ばすまであと2打席ぐらい必要かもな…」

内田「……まだ、遅いなぁ…」

内田がぼっそといった
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ロックされています   Re: 下克上!!~高校野球編2~67話 過去編~済美戦~3  名前:ウッチー  日時: 2014/04/09 23:08 修正3回 No. 67    
       
栗山(まだ、遅い!?裕司…一旦、様子見でスライダーを)

しかし、北大路は首を横に振り…3球目を投じた

ビシュッ
栗山(おい!勝手な事を!)

内田「いっけぇぇぇぇぇーー!!」

ガギィィィィィーーン
栗山「バック!中堅手!!!」

矢代「どこまで飛ぶんだよ!」

スッーー

「うおぉぉーーー!!!」
ワー ワー

大洲学園側のアルプススタンドからは大きな歓声があがった

福森「入ったぁぁ!!先制ホーームラン!追い込まれてから!161km/hのストレートをバックスクリーンへと叩き込みましたぁ!!」

北大路「俺の…ストレートをバックスクリーンに…」

福森「打った!内田!!今、ホームイン!!」

ベンチに内田が戻ると

城山「よくやった!内田!!」
道國「おめぇ!すげぇよ!!3球で160km/hを打ち返すなんて!!」

キャッチャーの栗山は北大路の元へと駆け寄った

栗山「裕司…」
北大路「栗山先輩…俺、もうマウンド降ります」

と、北大路はいうと自分の意思でベンチへと戻って行った

福森「おっと!打たれた北大路!!自分の意思でマウンドを降りて行きます!」

4番でエースの北大路が居なくなったからか…済美打線投手も崩れてしまい…終わってみれば

審判「ゲーームセット!整列!!礼」
ウゥゥーーー

両ナイン「有難うございました!!」

福森「なんと!最弱が最強を制しました!!」

〜〜〜〜
と、広島へと向かう車内に戻る

内田「てのが、あってね…」

矢野「そんな事が…」

ゾコ…

後ろから物音が…

??「本当あの時は、お前を舐め切ってたからな」

内田「ようやく、起きた?北大路」

矢野・大隈・祀・城山
「いたの!?」

と、4人が北大路にいうと…

北大路「いたら悪りぃかよ」

車内は、その後かなり盛り上がった




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ロックされています   Re: 下克上!!~高校野球編2~68話 選考に向けて  名前:ウッチー  日時: 2014/04/09 23:43  No. 68    
       
マツダZoom-Zoomスタジアム 広島

キィーー
バタン

内田「それじゃ、まずスタジアムの中に…」

祀らは、内田に連れられて…スタジアムの奥へと入って行った…グラウンドへとでた

カァーーン カァーーン

内田「あと、ユニホームに着替えてきて!」

??「それなら…これを着てくれ」

そこにきたのは

内田「大引さん!」

大引「無事に連れてこられたみたいだな」

大引は、この広島東洋カープの監督である

祀「これって…カープのユニホームじゃないですか!?しかも、なんで俺たちの名前入りで?」

大引「あぁ、それは…オリンピックはプロとアマチュア問わずに選考されるのは知っているだろう?」

祀「は、はい」

大引「アマチュアの選手がどれだけプロ相手に対等に戦えるかを知るためにオリンピック1ヶ月前限定でアマチュア選手を試合に出せるんだ!だからさ」

アマチュア選手も選ばれるため、他国も最強メンバー挑んでくる… プロと対等いやそれ以上に出来なればならない…それを短時間で知るには試合でしかないとなり…1ヶ月限定でプロの試合にでれることになった

祀「そうなんですか?」

大引「そうだ!」

話が終わると、祀らは着替えに行った…、城山監督も着替えに行った

祀「着替えてきましたよ!」
城山「なぜ、俺もですか?」

内田「城山監督は、これからオリンピックまでこの広島東洋カープの1軍の臨時コーチをやるらいしいですよ?」

大引「そうだ!リョウ!俺は城山さんと話がある!この3人を色々紹介してやれ!」

内田「はいっ!」

大引と城山は、ベンチの奥へと消えて行った

内田「まずは、カープの主力選手を紹介するよ!まずは、ブルペン!」

パーーーーン
パーーーーン

内田「お〜〜い!瀬戸ォ!マエケンさん!」

前田「おっ!リョウ、帰ってきてたのか!こいつらが、最終選考に選ばれたお前の母校の生徒?」

内田「そうです!!」

祀(すげぇ…こんなマジかで前田健太をみたよ)
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ロックされています   Re: 下克上!!~高校野球編2~69話 選考に向けて2  名前:ウッチー  日時: 2014/04/09 23:50 修正1回 No. 69    
       
??「呼びましたか!内田さん」

内田「おっ!きたきた!祀、紹介するよ!プロ7年目で先発の2番手の瀬戸 雄大だ!カープで貴重なサウスポーの先発投手だ」

瀬戸「内田さんから、紹介された!瀬戸 雄大です!宜しく!」

祀・矢野・大隈
「よ、宜しくお願いします」

と、瀬戸と前田に挨拶が終わると

内田「それじゃ、次いくよ!済みません…瀬戸のピッチングをみてる時に…」

前田「別にいいぜ♪次は、あいつらのとこに行くんだろ?」

内田「はい!瀬戸、頑張れ!」

次に向かったのは…外野

ズダダダダダッ

内田「ヒロさぁーん!飯田さん!!サムスさぁーん」

内田が声をかけると3人はこっちに向かって走ってきた

川井「リョウ!祀君たちを連れてきたみたいだな」

飯田(この3人……どのくらいやるのだろう)

サムス「お!リョーに…」

内田「紹介しますね!右から大洲学園3年大隈 兵賀…同じく3年矢野 秋蘭…1年の巡 祀です」

と、内田が祀らを紹介した

サムス「マツリにアキラ!ヒョーガだな!宜しくな!」

祀・大隈・矢野
「宜しくお願いします」

祀らは、サムスに挨拶すると…

祀「サムスさんって、今年齢ってどのくらいなんですか?」

祀はサムスの年齢を聞いた

サムス「俺か?俺は今59歳だ!しかも、まだ現役だ!今年は、日本代表のコーチで参加することになってる!」

矢野「サムスさんって、アメリカの人じゃないんですか?」

矢野がそう聞くと

サムス「そうだ!俺はアメリカ人だ!だが、日本にいるのが楽しくてな…永住権をとって、代表のコーチに選出されたわけだ」

矢野「そうなんですか」

サムスの事をきいたあと…

内田「今日は、いきなりだけど…この3人と同じメニューやってみる?」

内田は祀、大隈と矢野に聞いた

祀・矢野・大隈
「はいっ!!」

この一つ返事があとから後悔をすることになるとはこの3人は知る由もなかった
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ロックされています   Re: 下克上!!~高校野球編2~70話 プロの練習  名前:ウッチー  日時: 2014/04/14 23:02  No. 70    
       
飯田「まずは…ポール間ダッシュ50本!インターバルは…30秒!!」

飯田が一つ目の練習を口にしたのを聞いた高校生3人組(祀・大隈・矢野)は…驚いていた

矢野(ポール間ダッシュ50本の上にインターバルが30秒!?…うちは、ポール間ダッシュ10本でインターバル90秒ぐらいあるのに!?)

大隈(50本…)

祀(これが、プロの練習……)

明らかに…プロとアマチュアの差を感じた3人

飯田「いくよ!!」

ザッ…
1時間後…

ポール間ダッシュ100本を終えた6人は…
特にこの3人はというと

祀・大隈・矢野
「ゼェゼェゼェ…づがれだぁ…」

祀らは、その場に倒れこんだ…

内田「ふぅ〜…祀、もう限界?」

内田はスポーツドリンクを飲みながらいった

川井「そういう事をいうなよ」

パシッ

川井は、汗をタオルで拭きながら内田の頭を軽く叩いた。

飯田「それにしても…僕たちについてこられるとは凄いね…近頃の高校生は」

飯田は、ストレッチしながらいった…直後、内田が…ふっとある事行った

内田「でも…流石の僕でも飯田さんやサムスさんのフルメニューはこなせないレベルですからね」

川井「俺でも無理だよ…この二人は走塁に関してはチーム1、2なんだから…」

カープの主力選手でクリーンアップの内田と川井でさえも飯田とサムスのフルメニューはこなせないという

祀(この二人でもこなせないメニューどんなのだろぅ…)

内田「うんじゃ…次…」

内田が次にいくよと言いかけた時

??「お!リョウ、帰ってたのか!それに、祀なんて…懐かしいなぁ…9年振りかな?」
??「兄貴!大洲に帰る時になったらいってって!いたよね!!」

と、ある男と女性が近づいてきた

内田「丁度良かった!樋っちに凛!そっちに行こうと思ってたんだ!」

樋っちとは…樋口 颯人である…元々西武に所属していたが…数年前にトレードでカープにやってきた

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ロックされています   Re: 下克上!!~高校野球編2~71話 合宿スタート!?  名前:ウッチー  日時: 2014/04/14 23:43 修正2回 No. 71    
       
樋口「祀は、知っているかもしれないけど…オレの名前は、樋口 颯人(ひぐち はやと)!カープの正捕手だ!宜しく」

続いて…凛が

凛「私の名前は内田 凛(りん)っていうの!カープの5番手先発投手です。これから1ヶ月宜しくね!」

同じ苗字で、顔立ちも似ているので祀がきいた

祀「内田さんと凛さんは…兄弟ですか?」

凛「そうよ!しかも、双子で…この兄貴はかなり出来が悪くてね」

内田「何度も何度も!出来の悪いっていうなよ…僕だって頑張っているだし…凛、お前こそ!出来が悪いんだよ!!」

このあと…30分ほど兄弟喧嘩があり大引さんに怒られたのは言うまでもない…

樋口「御免な…馬鹿な双子で」

樋口が祀らに小さい声でそういうと…

内田・凛「誰が!馬鹿な双子だ!!」

樋口(聞こえてたのねぇ…しかも、息ピッタシだよ)

内田「樋っち、あの人は?」

内田がいうあの人とは…

樋口「あの人なら…衣笠特別コーチと一緒に広島市一周をしているよ…多分、あと30分もすれば帰ってくるんじゃないかな」

内田「そうか!」

祀「あの人って誰ですか?」

あの人という言葉が気になった祀

内田「30分後に紹介するから待ってね」

30分後…

??「ふぅ…衣笠さん、あと軽くキャッチボールでもしてもいいですか?」

衣笠「別にいいぞ!するなっていっても…やるんだろ?お前の事だから!あそこに、内田たちが集まってるな…誘ってみろよ」

と、衣笠特別コーチと話していた35過ぎの男性が外野の方へと走ってきた

??「リョウ!キャッチボールでもしようぜ」

内田「洋さん、お疲れ様です!矢野、大隈に祀、さっき話していた…あの人は、この人!このカープの絶対的守護神!洋 張鎮(よう ちゃんしん)さんだよ!元韓国代表の凄腕投手なんだよ」

洋「君たちが、巡君に大隈君、矢野君だね!よろしく!洋だ!リョウ…あと二人はどうした?柴田君と間中君だっけ?」

内田「間中は、もう二軍グラウンドで明日の登板に向けて調整中で…柴田君については明日、こちらへくるそうです」
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ロックされています   Re: 下克上!!~高校野球編2~72話 プロの実力  名前:ウッチー  日時: 2014/04/28 10:53 修正1回 No. 72    
       
祀「え!?間中さん!いるんですか!!」

祀は驚いていた…理由は、右肩を故障しているにもかかわらず選考に残っていることに

内田「あぁ、間中の右肩の事か、大丈夫だよ!もう完治してるけど…」

矢野「してるけど?」

内田は、歯に何かが挟まったような感じで言葉をこもらせた

洋「まだ、間中は肩は完治してるが…痛めてるにもかかわらずに酷使しすぎた影響か分からないが…今、MAX143km/hで変化球はキレがない球だ…で、2軍で調整して貰ってる」

間中は今伸び悩んでいた…故障が原因で自分の力も半分も出せないでいる…そこへ

大引「そうなんだ…あの健太でさえも、間中の調子を戻せないでいるんだ…あと、半月で戻して貰わないと、選考から外れてもらうしか」

7月20日から、50人の選考に選ばれた選手が集まり…合宿を始め…3日後に32人に厳選され…28日には28人に絞られる

内田「そうですか…ニヤケさんなら!」

大引「ダメだ、ニヤケさんにもやって貰ったが…ダメだったんだ…って、もう18時か…祀君達は今日どうするんだ?」

大隈「どうするんだ?ってなにをですか?」

大引「泊まる場所さ!」

祀「それ、考えなかった…」

と、泊まる場所を考えてなかった3人…

内田「大引さんの家でいいんじゃないですか?大引さんの家大豪邸でし…あ!これから、大合宿始めません!いつものメンバーとこの3人で!」

大引「本当、リョウ、お前な…相変わらず思いつきで言うなよなでも、合宿か!よし!北大路に飯田とヒロ、樋口、凛ちゃんを呼べ!」

〜〜〜〜〜〜〜
飯田「なんですか?大引さん」

川井(なんか、絶対この呼ばれ方はリョウがなんかいったな)

川井はいつもリョウと一緒に行動するため…勘付いていた

大引「これから、半月!俺の家で合宿を行う!!」

飯田「合宿ですか!?でも、勝つためだ!頑張ろう」

凛「馬鹿兄貴の思いつきだろうけど…オリンピックまで時間がないんだ!やってやる!」

北大路「マエケンさんも来ますか?」

川井「お前、前田さんのこと好きだよなぁ」

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ロックされています   Re: 下克上!!~高校野球編2~73話 合宿スタート  名前:ウッチー  日時: 2014/06/20 11:51  No. 73    
       
その頃、カープの2軍球場の由宇球場では…このこの男の調整が行われていた

シュッ パァン
シュッ パァン

??「おいおい…あいつが北大路2世と呼ばれる間中なのか?あいつ、出てて140kmじゃないか」

??「ソンナニ、コノぴっちゃーは有名ナノカ?」

間中のピッチングを見て話す外国人捕手とある一人の男がいた。

??「稚依山にクロウ!そんなこというな…大引の考えることだ。なあにかあるのだろう…俺もあいつの可能性にかけるさ」

二人の話に入ってきたのは……

稚依山&クロウ「栗原監督!」

現在は、2軍監督を務めている栗原健太だった。

シュッ パァン

??「………(何かこいつのフォーム違和感があるんだよなぁ)」

間中のピッチングを受けている捕手が肩を痛めた間中のフォームに違和感があると考えていると…

間中「富士さん!速くボール下さいよ」

富士「すまんすまん!!」

シュッ

〜〜〜〜〜〜〜
ところ変わって、広島某所の大引宅

大隈&矢野&祀「な、なん、なんですか!?この大豪邸!!?」

高校生3人組は大引の大豪邸をみて驚いていた…
大引の家には、室内練習場やブルペン、トレーニング施設まである

内田「僕たちは、シーズンが終わったあと毎年、大引さんの家で練習を積んでるだ」

大引「お前らをビシバシ鍛えてやるからな!覚悟はしとけよ!」

祀「ひぃぃ〜〜〜」

前田「投手陣もビシバシ鍛えてやるからな!」

北大路「分かってます!どんな、メニューでもこなしますよ!!」

北大路は、マエケンの事が大好きなのでどんな地獄メニューでも楽しくこなすことができる

内田「みんなで!代表になるぞぉ〜!!」

全員(前田&大引以外)「オーーー!!」

全員のやる気が上がった
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ロックされています   Re: 下克上!!~高校野球編2~74話 代表に向けて  名前:ウッチー  日時: 2014/06/20 21:56 修正1回 No. 74    
       
翌朝…
今日は10時からの練習で13時から対ヤクルトとの3連戦の1戦目が行われる。
祀らは、朝9時半にはスタジアムに入って軽めの調節をしていた。

タッタッタタタ…

祀「あれ?大引監督と前田さんどこにいったんですか?」

内田「大引さんとマエケンさんなら、多分…今日のヤクルト戦に向けての研究を他の首脳陣と話し合ってると思うよ」

祀「そうなんですか」

と、リョウと祀、川井、飯田、北大路、大隈、矢野は外野を走っていた

??「おー!ここがマツダスタジアムか!ようやく、ついた!」

一塁ベンチ前にある一人の男が立って、リョウは見つけるとその場に立ち止まったのを皮切りに残りのメンバーも止まった

内田「みた事ないヤツが、ベンチ前に立ってる」
川井「本当だ。ユニホームもウチのじゃないし」

飯田「お前ら…こっからベンチ前のヤツの事が良くわかるな……」

リョウと川井には見えてるいるらしい、残りのメンバーは流石に遠すぎて見えない

内田「とりあえず、行ってみようか」

メンバーは、ベンチ前に立っている少年の所へと駆け足で近づいた

飯田「ちょっと、君!観客席は上だよ!まだ、入るにしては速すぎるし」

内田(うん?この顔どこかでみた事があるな…)

リョウは、その謎の男の顔をみてどこかでという顔をした

大引「お、柴田君ようやくきてくれたか」

大引は、その謎の少年の事を柴田と呼んだ

内田「思い出した!!岡山の白崎大付属の剛肩の柴田 隆介!カープで練習をする最後のメンバー」

柴田「いやぁ〜、憧れの内田選手に名前を知っていただいてるなんて光栄です」

柴田はリョウの事を憧れの選手といった

川井「なんで、リョウが憧れの選手なんだ?」

川井の質問に柴田はキチンと

柴田「俺は、野球を始めたキッカケが内田選手なんです。3年前に見た巨人との戦いで、内田選手のプレーに心が惹かれたからです」

柴田の野球を始めたキッカケはリョウにあるときいたメンバー。
アマを入れた試合が遂に始まる!
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ロックされています   Re: 下克上!!~高校野球編2~75話 ヤクルト戦  名前:ウッチー  日時: 2014/06/22 11:30 修正1回 No. 75    
       
練習も終わり、試合開始30分前となった
カープのメンバーは、大引に集められていた。

大引「今日のヤクルトの先発は、代表選考にも残っている山崎 七緒だ!速球もかなりの物を持っている!気をつけろ!!!今日のオーダーは」

1番 中 飯田 .321 3本 19打点
2番 遊 御村 .287 1本 34打点
3番 右 川井 .384 12本 45打点
4番 一 内田 .347 40本 87打点
5番 三 大隈 .--- -本 -打点
6番 二 サムス .275 2本 14打点
7番 捕 樋口 .175 0本 9打点
8番 投 瀬戸 .250 3本 14打点
9番 左 柴田 .--- -本 -打点

大引「これでいく!!大隈!柴田!君たちの実力を見せてくれ!!」

大引はいきなり高校生2人も先発で起用する大胆な作戦に出た

大隈&柴田「はいっ!!」

祀「大隈さん頑張ってください!!」
矢野「兵賀、頑張れ!」

祀と矢野は大隈にエールを送った

〜〜〜〜〜
高校生組からすると初のプロでの試合、緊張する中試合が始まった

大島「今日の一戦は広島東洋カープ対東京ヤクルトスワローズの第9回戦の模様を私、大島 順次がお送りいたします」
宮岡「解説は、宮岡 誠治が務めさせていただきます」

プロの解説でお馴染みのこの二人が高校野球編2に2回目の登場

大島「カープの先発は、左の瀬戸!対する、ヤクルトの先発は同じく左の山ア!代表候補の対決です」

ヤクルトのスターティングオーダー
1番 遊 坂出 .324 1本 24打点
2番 一 村山 .257 0本 15打点
3番 捕 相川 .350 6本 48打点
4番 三 濱口 .374 19本 60打点
5番 左 川之江 .247 1本 14打点
6番 中 佐々木 .280 4本 39打点
7番 二 椋 .200 0本 24打点
8番 右 山田 .145 0本 6打点
9番 投 山ア .159 0本 2打点

大島「ご覧の通りがヤクルトのオーダーです!さぁ、試合開始です!」
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ロックされています   Re: 下克上!!~高校野球編2~76話 ヤクルト戦2  名前:ウッチー  日時: 2014/06/23 19:20  No. 76    
       
アナウンス「1回の表、スワローズの攻撃は1番 遊撃手 坂出背番号29」

ヤクルトの1番 坂出がコールされ、坂出はバッターボックスに入る前に3回バットを振った

大島「さぁ、試合が始まりました!坂出は、対瀬戸に打率.320 2本 26打点と相性がいいですが、宮岡さん!瀬戸はどんな投球をしますか?」

宮岡「そうですね。武器のムービングで攻めてくるんじゃないですか?」

解説の宮岡はムービング攻めて予想した

樋口(よし!インローにムービングの左に曲げるボールを投げ込め)

視点は投手視点です

コクッ

瀬戸は、樋口のサインに首を縦に振りゆっくりと投球に移った

ビュッ

坂出(初球は何でくるんだ…!!…いきなりインロー!どう曲がるんだ?でも、これは外れるな…)

クッ

坂出(シュート回転か!)

ズバァーン

審判「ストライーーーク」

大島「坂出!初球は見逃してきました!」

初球を坂出は反応できずに見逃しで0-1

坂出(次は、打ち返す……)

グッ

坂出は、バットを短く持ち直して瀬戸の投球を待った

樋口(アウトローにカーブだ!)

ザッ……

シュッ

グググッ

坂出(貰った)

カァァーーン

坂出はアウトローのカーブを上手く左中間へと打ち返した

大島「ジャストミーーーーーートッ!しかし、いい当たりでしたが中堅手が素早く追いつき1アウト」

瀬戸「ふぅ〜〜、飯田さん!有難うございます!」

飯田「じゃんじゃん打たせて行け!僕らが刺すから!」

2番3番は、内野ゴロに打ち取って瀬戸は無難な立ち上がりでマウンドを降りた
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