Re: 青空に奇跡を願う 名前:投手 日時: 2013/04/25 18:02 No. 82
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明朝5時12分、目が覚めた。昨日から、嫌な予感しかしない。 鶴崎……この前、俺の目の前で消えた。本当に何者なんだ?。 陽介はベットから立ち上がると、オーブンに食パンを入れて焼きはじめた。 その間に冷蔵庫を開け、牛乳を取り出し、大体300mlくらいのコップに牛乳をついだ。 それからはパンが焼けるのを待つだけだ。 それから1分ちょっと待つと、パンが焼けおわった。そのパンに陽介はいちごジャムを塗る。 陽介はその間考え込んだ。 鶴崎と辞めて行った野球部員たちのことだ。陽介は自分の体の危険信号が点滅しているように感じた。 それからを色々なことを考え込んだ、気づけば6時、一体何分考え込んでたんだよ!。 だが皿の上のパンとコップにつがれていた牛乳はない、無意識の間に飲み食いしたのか……?。 自分をすごいと思うよ、まあはじめてじゃないが。
6時30分、陽介は家を出発した。集合は8時、早すぎると自分でも思うが気にしない。 家に居たって何もないしな。陽介は歩いて12キロ先の舞空高校へ向かった。ちなみに戸島区では12キロでも高校だと近い方だと覚えておいた方がいい。 なぜなら遠いやつはどの高校も30キロくらいはあるのだから。でもまあ平均は20キロいかないくらいだと思うけど。
何度も道草を食ったために結局舞空高校に到着したのは7時40分、途中本当に電車に乗ったのか? と疑問を持たれるスピードだろう。 実際乗った、が、道草を食いすぎてここまで時間がかかってしまった。 だが間に合っているのだからどうでもいい。陽介は部室のドアを開けると「ちーっす」と軽い挨拶。 そしたら部室にいた部員全員から返事が返ってくる。 「陽介ー今日先発どっちにするー?」 「俺が先発完封でいいんじゃないんですか?」 「はっはっはっー大した自信だ。さすが陽介」 「バカ、たとえ天海がパーフェクトで投げてても途中で信司に代えるよ」 藤井さんは漫画を読みながら言った。ページをめくると少し吹き出した。 何だよ、どんな話か少し興味がわくじゃねえか。 「拓巳、今日の相手ってどこ?」 「明蘭学園だ。10年前に夏の甲子園ベスト4まで進出する快進撃を遂げている」 「じゃあ強いってことか」 「ああ、強敵だ」 それからしばらくして一年組、田中、涼、金子が到着した。
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